日記10/13
①行動
二度寝をして、起きたら11時だった。とにかく髪がぼさぼさだ。毛量が多いわけではない、むしろ歳を取るにつれて減っていっている気がするけど、風呂上がりにしっかり髪を乾かさないとかなり気持ち悪い。
適当に櫛やらなんやらで整えたけど、元が悪いので整えたところでという気持ちもある。そもそも人にどう見られているかという所に鈍感なので、あまりやる意義を感じない。高校生の頃はもう少し他人の視線が気になっていて、見た目に気を払っていた気がするけど、大学生になってからその意識が抜け落ちてしまったように感じる。今は、髪が目に入らないように、もしくは額に汗がたまりやすいので額を出すように、と物理的な面での問題を解消するために弄っている。
本当は丸坊主にしたいと思ってるけど、そこまで社会からドロップアウトする勇気もない。でも、頭に毛が無い状態というのは相当気持ちがいいと思う。
根本的に、モテるとかそこら辺の情動が無い気もする。というか、男子校育ちで女性の事を知らないので、女性と男性の身体構造以外の違いがあまり分からない。今の時代、そこまで区別する意味も必要性もないかもしれない。
大学に行く。たった50分の為に往復合計2時間も使うのが納得できなかったので、明日提出の課題を持って行って大学でやることにした。あまり気は進まないけど、どうせ今日中にやらなければいけないので観念する。
授業が終わったので、ラウンジで空いている席を探す。妙に暑い。外が涼しいから暖房を入れてるのだろうか。本当に余計なお世話だと思う。大学生なんて誰も無駄にエネルギー有り余っているので、これしきで暖房をつける必要はないと思う。
そもそも、勉強するなら寒いぐらいがちょうどいい。集中していると脳から熱が放出されるのがよくわかる。自分は本気で勉強するときは、夏ならクーラーを20℃に入れるし、冬なら窓を全開にする。
広く空いている席がないので、仕方なく両隣が埋まっている席に座る。右隣の人は寝ていて、左隣の人はYoutubeShortsを見ながらゲームをしていた。器用だなとは思うが、それはそれとして退いてほしい。
電磁気学の課題をやる。昔やったフーリエ変換の話が主だったけど、思い出すのに時間がかかってなかなか進まない。というか、字が書けない。シャーペンを持つのも二か月ぶりだ。元々汚い字が、AI生成の文字のように曲がりくねってしまっている。
しかも、誤字が多い。書きながら文章を考えているので、直前で文章が変更になった時手が追い付かずミスをしてしまう。これはタイピングでも頻発していて、どうにか改善しようとしているんだけど、どうも自分が考えた文章を保持してられない。文章を思いついても、手を動かすころには別の形式が頭に浮かんでいる。手書きである必然性を感じていないので非常に辛い。多分、指導する側は何も考えていない。
どうしても集中できないので、購買でモンスターを買う。前も言ったけど、これは眠気覚ましじゃなくて、気合を入れるぞ、という自分への宣言だ。それだけに230円を払っている。9月のバイト代が11万だったからできる。
電磁気学の課題が終わったら、今度は量子力学Cの課題をやる。内容自体は第一回で前の復習に終始していたから楽勝だったけど、 ふとした瞬間に理論の根っこが分からなくなり、それを復習する時間が入る。
物理というのはある一つの幹からそれぞれの枝が分かれているというわけではなくて、別の幹から分かれた枝同士が複雑に絡み合って出来ている。具体的に言うと、例えば量子力学は波動力学と行列力学という二つのアプローチが存在する。二つは異なる発想の幹から発生した枝だけど、これらは等価な理論、つまりどちらも同じことを示していると証明されている。また、そもそも物理の根幹は実在する現象である。理論はあくまで理論であり、減少に矛盾しないよう設計されている。だから、理論の土台に不安を覚えた時、数学のように何らかの確からしい公理に戻って全てを導き出すことが難しい。
自分が数学に対して感じているうらやましさはここにある。全ての思考が原理と定理、公理によって結び付けられていて、基本的な数学の範囲(高校数学まで?)では、すべての定理がZFC公理系に還元される。確かな土台の上に立って論理を展開できると言うのはかなり幸せなことだと思う。
元々、物理の「あくまで現象の解析がメインで、シンプルな公式を使って近い解が得られれば良い」という大雑把さを気に入っていたけど、深く学ぶにつれてより細かい部分を学ばなければならなくなって、自分の好きな範疇から外れてしまった感じがする。
課題が終わったので帰る支度をする。8時ぐらい。昔は9時とか10時とかまで残っていたりした。今は亡きアンデスさんに退勤時間を越された、というポストをした覚えがある。
さあ帰るぞというときになって、中が少しだけ残っていたモンスターを倒してしまった。幸い持ち物にはかからなかったけど、机に黄色い液体が広がる。ティッシュを持っていなかったので、仕方なく油とり紙で拭いた。ティッシュを持ち歩く習慣が無いので、こういうことがあるたび、何故自分はティッシュを持っていないんだと後悔する。するだけして満足してしまう。
帰り道の電車で思考を書く。少し真面目な話をした。というか、多分勘違いされているので、それの弁明をした。電車内だけだと書き終わらなかったので、ホームのベンチに座って最後まで書いた。面倒を家に持ち込みたくない。自分から進んでやっているくせに面倒と言ってしまうレベルなので、もう限界が近い。
帰った後は少しうだうだする。作ろうと思っていた音MADが、どう考えても次の音MAD晒イベントに間に合わないので没になった。やっぱり音声は初動で40%ぐらい作らないと、その先を作れない。コツコツと35%ぐらいまで積み上げている音声もあるけど、完成はほぼあきらめている。