KZG commitment とKZG ceremony、何もわからない人向け説明
Merkle Tree方式だと、root hashの検証をするには要求されるデータ量があまりにも多い
で、これにはKZG commitmentという方法が含まれている
KZG ceremonyとはなんだったのか?
KZG ceremonyはKZG commitmentの種類であるKate commitmentに必要な「誰も知らない値 s」を作り出す”儀式”であり、こういうものをtrusted setupと読んでいる
一回やって、そのsを作り出してしまえばあとは誰も触らなくていい
どうやって誰も知らない値を作るのか?
EthereumのKZG ceremonyでは以下の手法が取られた
sを以下の方法で作る
できるだけ多くの人間が別々に作り出した数値を合わせて作成
参加者は自身で三種類のインプット
任意の文字列
カーソルの動き
???
を記録する
これを元にsの一部分を作り、すべての人のものをかけ合わせてsとし、これはどこにも公開されない
誰か一人でもこのsを忘れてしまうと、sが再計算できなくなり、このsは「誰も知らない値」になる
最終的な参加者は141,416人
これはこういったtrusted setupのceremonyにおいて史上最大
ここで疑問
s、実際はどこに保存されるの?
それは誰にも確認できなくすることはできるの?