実際、ブロックには何が含まれているのか？

ブロックチェーンのブロックの中身、全部説明できますか？って恋人に聞かれちゃったそこのあなたのために、Ethereumのブロックの内訳を細かく列挙する。

パート1：上位レイヤー

ブロックにはいろんなものが入ってるし、入れ子状になっているので、一気には書けない。とりあえずブロックの最上ランクのレイヤーはこんな感じになっている。最も基本的な「ブロックの中身」と思ってくれて良い。

ここからどんどん複雑になってゆく。最後の bodyが、これまたいくつかのものに分けられる。

attestationsの部分には、ブロック内のすべてのアテステーションのリストが含まれる。 その認証には独自のデータ型があり、各証明には以下のものが含まれている。

でこのdataには、以下のようなものが含まれている。

execution_payload_headerというフィールドがあり（どのレイヤーにあるのかは不明、最上位っぽい？）、その中身は以下のようになっている。

execution_payload自身は、トランザクションのルートハッシュの代わりに実際のトランザクションのリストと引き出し情報が含まれる以外はヘッダーと同じ

ブロックタイム

ブロックタイムとは、1ブロックが生成される時間のこと。イーサリアム上における時間は「スロット」と呼ばれる12秒単位に分割されており、1スロットで1バリデータが選ばれ、そのバリデータがブロックを提案する。すべてのバリデータがオンラインかつ完全に機能していると仮定すると、すべてのスロットにブロックが存在することになる。

しかし、バリデータがブロックを提案するために呼び出されたときに、オフラインになっていることはありうるらしい。

その場合はブロックの生成がスキップされる？

ブロックサイズ

イーサリアムのブロック自体のサイズには制限がある。ブロックのサイズはガスの量で測られており、各ブロックの目標サイズは1,500万gasだが、ブロックのサイズはネットワークの需要に応じて増減し、最大でブロックの上限である3,000万ガス（目標ブロックサイズの2倍）になる。ブロック内の全トランザクションが消費するガスの総量は、ブロックガス上限より小さくなければならない。このルールはブロックが大きくなりすぎないために実装されている。もしブロックが大きくなる可能性があれば、性能の低いフルノードは、スペースとスピードの要求度がより厳しくなり、次第にネットワークについていけなくなる。ブロックが大きければ大きいほど、次のスロットに間に合うように処理するために必要な計算能力は大きくなる。これは中央集権的な力であり、ブロックサイズに上限を設けることで抵抗している。