Bitwig コンピングにテイク外のサンプルを入れたときの挙動
Bitwig 4からオーディオクリップにコンピング機能が追加されました。
コンピングの基本的な使いみちといえば、同じフレーズで何個かテイクを録り、各テイクの良いところを組み合わせて最高のテイクを作ることを思い浮かべますが、あえてまったく異なるオーディオ素材をコンピングの対象にすることで、かっこいいリフやグリッチサウンドを作るのにも使えます。
この使い方に関してはHARDCORE TANO*CのLaurさんの解説動画が大変参考になります。
解説はAbleton Liveですが、Bitwigでもこの手法を取り入れることができます。
https://youtu.be/w0ZyeTc43YI?t=609
Bitwigの場合、オーディオクリップの編集からCompingを選べば同様のことができます。
以下、Bitwigのcompingについて個人的に気になる挙動があるのでここに記しておきます。
プロジェクト上の他のオーディオクリップを、コンピングのテイクに直接追加できない
他のオーディオクリップを選ぶとコンピングしたいオーディオクリップの編集画面から外れてしまうので、コンピングの画面に行けず追加できません。
右側のブラウザからサンプル素味をD&Dは可能です。
対策として、ひと手間かかりますが、コンピングのテイクにしたい素材を一度バウンスし、右のブラウザからバウンスした素材をD&Dすれば追加できます。
直接できるやり方があれば教えていただきたいです。
短い素材を追加したときの挙動
コンピング編集中はAlt+ドラッグ(Windows) / option+ドラッグで、各テイク内の波形の座標をずらすことができます。ただし、コンピングのクリップ全体の長さより短い素材を追加した場合、その素材の長さを超えた位置に配置できません。配置しようとすると波形が素材の長さで見切れてしまいます。
対策として、短い素材を一度全選択し、「内容をテイクに保存」(+マーク)をすると、コンピングの全体の長さになるので移動できるようになります。