Qflowのインストール
はじめてのLSI設計:HDLでディジタル回路編(QflowのインストールからHDL→レイアウトまでの作業手順をまとめた資料をつくりました。初めての方はどうぞ〜(180731:akita11))
qflowは、オープンソースのデジタルLSI設計フローです。本家は、こっち: http://opencircuitdesign.com/qflow/
※本家チュートリアルの日本語訳(仮:森山さん作)はこちら→https://paper.dropbox.com/doc/openMSP430--A52NuojI5aGoN65M4y80RnXqAg-88XZZ9JQtaKyc8priS1bD
AllianceがVHDLを扱うのに対し、こちらはVerilog入力です。Qflowをすでに使ってお
られるかたはご存知のように、ソースからコンパイルする必要のある多くのソフトから
構成されているので、結構インストールが面倒です。誰でもインストールできる
ように、 Qflowインストールマニュアルを作成しました。
([ミニマルEDAサーバ] へのインストールのためにQflowインストール(CentOS 7編)
も作成したので、こちらも参考にしてください。GUI版のインストール方法も記載してます。)
このマニュアルは、もとも2017年12月のセミコンジャパンでミニマルEDA
(ミニマルファブをターゲットにするがMakeLSI:などでも使えるようにするEDA)
のデモのために法政大学安田研究室の学生さんに手伝っていただいて開発しました。
(ミニマルEDAについて興味を持たれたかたは、 アナジックスのニュースをご覧ください。)
デモの目的の一つが仮想マシーンで動くことを示すことだったので、無料枠で使える
アマゾンAWSの立ち上げからQflowのインストールまでを記述してますが、対象
マシーンを確保した後の手続きは、どんなLinuxマシーンでも同じなので、
適当なLinuxマシーンやWindows 10のWSL(WIndows上のUbuntu Linux)にも
インストールできます。ディスクは最低10Gbyte程度、メモリはAWSの無料枠
の場合1Gbyteで動いてます。
インストールは、Chef(このマニュアルではChef zero)を使った方法と、Docker
を使った方法がありますが、当面はChefの方をお試しください。Chefのスクリプト
一式はgithubに公開してますので、改変大歓迎です。(ちょっと頑張ればMacOSや
FreeBSD用を追加できると思います。)
注意: 2018年7月現在、Chefインストーラは、CUI版をインストールします。QflowのGUI版には対応してません。
GUI版のインストール方法は、Qflowインストール(CentOS 7編)の最後を参照してください。