KLayout:インバータの設計(回路の検証:DRC)
メモ
使用したKLayoutのバージョン:0.26.9
(レイアウト作成チュートリアルでは0.26.7でしたが、そのバージョンでも問題ないと思います。)
インバータのレイアウトが設計ルールを満たしているかどうかを自動的にチェックするDRC:Design Rule Checkを行います。
DRCの実行
ツールバーの"Tools"→"DRC"→"OpenRule1um_DRC"→"drc: design rule check"をクリックします。
https://makelsi.github.io/images/docs/KLayout/inv_DRC_01.png
DRC実行結果
DRCを実行すると、DRCの結果のウィンドウが表示されます。
https://makelsi.github.io/images/docs/KLayout/inv_DRC_02.png
「By Cell」や「By Category」を展開すると、すべて緑色になっていてルールを満たしていることが確認できました。今回は設計ルールを満たすようにレイアウトを描いています。
https://makelsi.github.io/images/docs/KLayout/inv_DRC_03.png
もしルールを満たしていなければ、該当箇所のルールで「Count」の列に満たさない箇所の数が表示され、レイアウトのどこの箇所が満たしていないかを表示させることができます。DRCがすべて通るまでレイアウトの修正が必要です。
次は...
History
2020/12/3~:Okawa作成。
2021/1/13:Ver. 1.0
2021/3/12 Okawa:Ver. 1.1 更新したOpenRule1umのパッケージに合わせて変更。
2021/3/15 Okawa:若干の修正と追記。