推しは幻想
(大雑把に言うと)声が素敵だからきっとイケメンだろうとか、性格もいいんだろうとか 本当は私の想像通りのパーフェクトな人なわけないんだけど、それもわかった上で推してる
本当はイケメンじゃないとか、本当はそんなに性格良くないとか、理解した上で、その人をベースにした幻想を推している
だから、「あれ?ちょっと思ってた性格と違うな」と思っても、「ちょっと意地悪なところがかわいいな」と都合よく解釈して「好き」な状態を維持できる
言ってもいないセリフを「言いそう」だと勝手に想像して、はわわ///となったりするのもそう、完全に幻想
アニメキャラであれアイドルであれ、実在する「その人」は、「核」であり、そこに幻想を肉付けして雪の結晶のように美しいものにしたのが「推し」 もしこれが他の人にも当てはまるとしたら、空想が苦手な人には推しはいなそう
一方で「好きな人」は、その人そのものが好きなんだと思う
そのものというのは、自分の空想で補正していないということ
だから、「自分の思ってた性格と違う」と思ったとき、こちらが歩み寄れなければ補正できずに冷めてしまう
ちょっと意地悪なところがかわいいな、と思えれば「好き」を維持できる……あれ?ここは推しと一緒だな
それが自分の空想や都合の良い解釈ではいけないということかな、相手の性格をありのまま受け入れられるかどうかということ?
もしこれが他の人にも当てはまるとしたら、夢見がちな人には、ありのままを受け入れる「好き」を理解しづらいかもしれない
パーフェクトな白馬の王子様が現れるのを待って年を取っちゃう人とか、そうなのかも
片思いは推しに似ている
両思いだと見えてしまうところが、片思いだとうまく隠れていて自分の空想で補正できるので、相手を推しと同じように好きでいられるのかも 片思いの相手が「好きな人」なのか「推し」なのかわからない
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