植皮手術
皮膚の移植手術のこと
火傷で手の甲の皮膚が一部消失してしまったので、脚の付け根の皮膚を移植した
部分麻酔でめちゃくちゃビビっていたけど、引っ張られるような違和感があっただけだった
術後も手、脚ともに痛みもなく安心した
手術の間、先生が「静かやなぁ…」と言うので、私が何か面白い話をしなければいけないのかと焦ってしまった
後でそれを言うと笑われた
手術が終わってすぐどこか痛いところはないか訊かれたので、「頭が痛い」と言うと看護師さんがざわついたが、髪を結んでいたゴムが頭にめり込んでいて痛いということを伝えると安堵の笑いが起こった(迷惑な患者だ)
皮膚がくっつくには手を心臓より高い位置にしてじっとしていないといけないので、一週間も入院した
包帯を外した後、指の間にぶつぶつができていてかゆくて皮膚科を紹介してもらった(水虫とかではなかった)
退院後もしばらくゲル状の物質で皮膚を押さえて固定しておかねばならなかった
先生に診てもらうために大学病院まで足を運んだりして大変だった(全部母がやってくれたんだけど)
小さな火傷でこんなに大変だったんだから、全身火傷とか本当に地獄だなと思った
あれから20年くらい経つと思うけど、自分の体を傷つけることは本当にばかげていると思う
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