海外のレーベルを狙う根拠を整理する
ここ数年でweb mediaやテキスト周りでの評価みたいなものがかなり有力な手段として機能することが減った
音楽における語りのメインストリームがメジャーに寄っている
結局のところポップが強い的な文脈
一旦それは構わないとする
日本の音楽シーンの特徴は、8割既存のポップミュージックだが2割くらいはエクスペリメンタル を受け入れる土壌はある
一方で、8割エクスペリメンタルだが2割くらいエクスペリメンタル を受け入れる土壌が全くないわけではないが、一気にポピュラリティが獲得しづらくなる
例えばだけどopnは日本では絶対売れなかったとは思う
ある程度評価してくれる人はいるけれど、的なポジションに落ち着く可能性が高い
海外のシーンで見ると、メインストリームは8割既存のポップミュージックだが2割くらいはエクスペリメンタル なのは変わらない
一方で8割エクスペリメンタルだが2割くらいエクスペリメンタルにも少なからずのプロップスを与える土壌がある
これは端的にいえば欧米という市場の懐の広さだし、あるいは単純に市場の大きさである
そのことを踏まえると、我々は何かしらの形で海外市場の参入が必要なのは間違いない
が、居住地が日本である以上日本の呪縛は確実に取り巻き続ける
かつ、ある程度海外でプロップスを持っているレーベルと契約しない限り日本市場に逆輸入的に機能することは難しい
一番ベストなケースはdosのdeathbomb的なルート設計
その際ベストなレーベルは何か、をちゃんと見定める必要がある
2枚目でレーベルアタックする、はやる一方で2枚目でレーベル突破するポテンシャルがあるのはiron,seq,pools,still,ブラッシュアップ次第でego
ただジャストフィットするレーベルはないかもしれない
ベストなのはある程度自分らが何やっててもプッシュしてくれるようなレーベルとの関係値を作った状態を確保すること
じゃあどうする?
ある程度狙い撃ちをする
ちゃんとレーベルとしても「こいつら普通にいい曲作るな」と思える状態を確保する
かつこいつらのカラーがあるな、と思えるようなもの
エレクトロニカなのかアンビエントなのかフォーク系なのかまあ色々選択肢はあるが、例えばアンビエントだとしても単なるアンビエント系から出しても俺らにとっていい理解者としてレーベルが機能してくれるとは思えない
ちゃんとモダンなノリを理解してくれるレーベルを狙い撃ちして、そこから曲を出すことが必要
レーベル選定の基準
ある程度クリエイティブがしっかりしていること、かつ映像も作っていることが望ましい
そこに予算投下できるところじゃないとプロモーション全般にそこまで期待できない
多分だけどloとかはそこら辺の体力がなかったのでそれが問題ではある
NA
狙い撃ちする軸を決める
サイケトランス枠
ダンスミュージック寄りなんだけどある程度プログレッシブトランスノリがあるとこが良いのか?
何かいいゾーンはあるはず
アンビエント/エレクトロニカ/サンプリング的な枠
ここが一番むずい気がする
けど探せば絶対あるはず
フォーク/グッドミュージック枠
まああるでしょう
どこから着手するかはさておき、まず1曲作る
その1曲はちゃんとフラットな目線で「良い」と思えるものを狙う
エクスペリメンタルだから面白い、とかではなく良い音楽
なので全体としてもグッドミュージックを狙う
一旦next chandelier的なものはスルーする
狙い撃ちするレーベルを固定する
panとかwarpとかはスルー
やることやってれば狙えるゾーンを確実に狙う
その際snsとかは参照されるはずなのでできる限りsns強化も行っていく
多少のシャバさは覚悟する
とはいえ、グッドミュージック的な生産の中に何を価値として見出せるのか 自体がそもそも戦いになる気がするので、自分たちとしても容認できるものでシャバさを乗り越える、が肝ではある
もしこの路線が難しかった場合、ポップミュージックそのものをどう取り入れるのか的な議論になる
まあ極端にいえば2026は一目につくことにリソースを割いていく、それが良い気がする
いずれにせよ今の認知度とかじゃあ今後何年も戦えなくなるのでどこかでその作業はすべき
ただその作業自体かなりブルシット性あるしできれば早い段階で辞めたい
ので逆に2026年に賭ける、ここで決める