モノからモノが生まれる
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概要
「企画するのは、そのやり方を知っていれば簡単なこと」と、さらりムナーリは言い切る。本書では、その言葉に応えるために、料理にはじまり家具、アクセサリー、子供のためのおもちゃや本、車、建築など、さまざまな種類のモノについて、その具体的成功例・失敗例を取り出し検証しながら、企画設計の方法論を明快に示してゆく。
優れて機能的で美的、いつしか長く愛されつづけている無名の日用品に「本質的なモノ」という言葉を向けるムナーリからは、〈デザイン〉の社会的役割、〈デザイナー〉の職能への期待と情熱が伝わってくる。
「豪華さはデザインの問題ではない」
読書メモ
企画の方法論について知ること、つまりモノを作ったり、認識したりする方法を知ることは、解放の意味をもつ。つまりそれは、あなた自身が“自分でやる”ということなのである。(p.8)