Wikitopia
デジタルの世界で見られる仕組みを現実の街づくりに応用し、市民による自発的な問題解決や民主的な合意形成の積み重ねを通して絶えず編集・改善されていく未来の都市(=Wikitopia)を実現しようとしています。
住民が自発的に街をつくっていく試みには、たとえばグラフィティなど一部のストリート・アート、空き地に種を蒔いて緑化するゲリラ・ガーデニング、米国西海岸発のパークレット(公道の一部をDIY的に小さな公園につくり変える試み)など様々な先行例があり、街づくりにおけるひとつの新たな潮流を形成しつつあります。つまり人々が、地域にこれが欲しい、これが必要だとアイデアを発案したときに、それを実現できるような制度や仕組みが登場しているのです。我々はこうした世界各地における新しい議論や実践と軌を一にしつつ、デジタルファブリケーションや拡張現実、IoTやロボティクスなど多種多様な新しいテクノロジーを駆使することによって、「みんな」の手による街づくりを一気にスケーラブルすなわち平凡でありふれた、当たり前の活動へと押し上げていこうとしています。