F2転換分析
F2転換とは
はじめて買い物をした顧客が2回目の購買(リピート)してくれること
F2のFはFrequencyのF
小売業(特に通販)でよく確認される指標の一つ
やりたいこと
どんな条件の時にF2転換率が高くなる/低くなるかを分析する
例:
ある月にF1した顧客はF2転換率が高い
あるキャンペーンでF1購買した顧客はF2転換率が低い
30代男性 x 商品カテゴリAの顧客はF2転換率が高い
そのために、以下を作成する
F2転換したか否かのディメンション(ユーザー単位)
F2転換数、F2転換率のメジャー
Looker での実装:考え方
ユーザー一人一人に対し、F2したか否かを判定できるディメンションを作ると楽
受注履歴(トランザクション)をユーザー単位に集計した派生テーブルを作る
table: example
ユーザーID 初回購買日 累計購入回数 F2転換フラグ 3カ月以内F2転換フラグ
a 2022/3/11 3 1 1
b 2022/5/3 1 0 0
c 2022/10/28 2 1 0
「F2転換率」といった指標を計算する際、判定期間を設けることがある。これの有無で実装難易度が変わる
例:
初回購買から2週間後に2回目購買 → 文句なくF2転換判定
初回購買から2年後に2回目購買 → F2転換判定する??
これを認めると、以下のようなデメリットがある
F2転換率の数字がいつまでも変動し続ける
昔と最近でF2転換率の基準に不平等が生じる(F1が古いほどF2転換率が高くなりやすくなる)
Looker での実装:基本編
まずはF2転換の判定期間を設けないパターン
初回購買から期間の空いた購買でも、F2とみなす
派生テーブルを使い、以下のようなビューファイルを定義すればよい Looker での実装:発展編
F2転換の判定期間を設け、かつ、それを動的に変更できるようにしてみる
パラメータを使い、フィルターでパラメータを変動させることで対応
https://scrapbox.io/files/675a4a9ac16467b7958b169e.png