トマソン
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超芸術トマソン(ちょうげいじゅつトマソン)とは、赤瀬川原平らの発見による芸術上の概念。不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。存在がまるで芸術のようでありながら、その役にたたなさ・非実用において芸術よりももっと芸術らしい物を「超芸術」と呼び、その中でも不動産に属するものをトマソンと呼ぶ。その中には、かつては役に立っていたものもあるし、そもそも作った意図が分からないものもある。 超芸術を超芸術だと思って作る者(作家)はなく、ただ鑑賞する者だけが存在する。
語源は、プロ野球・読売ジャイアンツに2シーズンだけ在籍したゲーリー・トマソンから。
トマソンは、元大リーガーとして移籍後1年目はそこそこの活躍を見せたものの、2年目は全くの不発であるにもかかわらず四番打者の位置に据えられ続けた。空振りを見せるために四番に据えられ続けているかのようなその姿が、ちょうど「不動産に付着して(あたかも芸術のように)美しく保存された無用の長物」という概念を指し示すのにぴったりだったため、名称として採用された。 固有名詞が名称として採用された理由は、それまでの言葉では説明しがたい新しい概念を持つものだったため、むしろしがらみのない新しい呼び名を必要としたためと考えられる。新しく発見された病名など学術的用語に個人名を付けるのに似ている。トマソン選手の名前の由来と「超芸術トマソン」の概念に関連はない。
トマソンっぽい映像はあるのか
以前見たドミューン にて、作り手が意図せず作ったわけでなく鑑賞者のみがいるのが超芸術トマソンだった気がしますが、オープンワールド系のゲームで本来は行けない場所に壁抜けし、そのCGの裏側からみた地形や建築物はトマソンじゃないか、みたいな話をした気がします。ゲームアートの文脈でそういうのを作品にしてる人が紹介されてた気がするが忘れたkitasenjudesign.icon なるほど、64ソフトはそういうの多かった印象ですねえ。 ftd.icon
被写体からカメラを引いていって撮影風景(スタジオ等)を映すやつは演出意図があるのでトマソンっぽくはない
知らないうちに録画ボタンを押した映像はトマソンっぽい
YouTubeのエンドクレジット的なやつで空白部分の指す「関連動画をチェック!」はトマソン
Web上の映像はプラットフォーム依存でトマソンになりうる?
路上観察は、その世界がどのように出来ているかを知るための(「大人の芸術」の対概念としての)「子供の科学」的手法、観察
それをよりゲームのような仮想空間によりそう形で行うことができるのでは。
観察により、分譲主義的モジュール性を見つけ、オブジェ感覚、等価性を感じ、その世界がどのように創造されているかを知覚する
Modなどを利用して、ゲームの世界の外側や世界の終わりの境界線に到達し、その風景を写真に収めている
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意図的に作ってるからトマソンじゃない。部分的トマソン