コマ撮り/ストップモーション
1コマずつ撮影して動画を作る技法。(←是非、もっと良い表現あったら書き換えてください…。)
土居さんの本などで「コマ撮り」という言葉が平面のアニメーションに対しても使われていてたはず。朧げな記憶。
確か「フレームバイフレーム」の意味が強かった気が…。←→CG
コマとコマの「間」とかの話で。
カットアウト作品(ノルシュテインなど)だけの話というわけでもなく、手描き作品も含んだ話だったはず。
いつか読み直して確認したい…。
それと区別するために、shogo_naka.iconは一時期頑なに「ストップモーション」と言っていた。
けど最近は長いから「コマ撮り」でいいか、となっています。
海外でもいろいろ表記あるっぽいけど最近は「Stop-Motion」をよく見かける気がしています。
麦さんもこの表記。
海外の大きめの映画祭の募集要項の技法の選択肢でもこの表記を見た記憶。
環境を利用した作品
作品全体、もしくは一部を、セット(例えばミニチュア造形など)を作らずに撮影した作品
屋外・屋内、問わず。
https://vimeo.com/314545245?share=copy
Anu-Laure Tuttleberg "Winter in the Rainforest" (2019)
「新千歳のコンペ1はその年のノミネート作の中でも「特に良い作品」(どういう言葉で表現されてたか忘れました…)を、可能な限り(尺が許す限り?)集めたプログラム」と土居さんが公言されていたはず。
「特に良い作品」=「その年のシーンを代表する作品」的な感じだったような…。
コンペ1は新千歳の顔、開会式で流れる、来賓も多数鑑賞するプログラム、だったはず。(確か2024時点でも)
新千歳のシアター1の大画面での上映があまりにも良すぎて完全に持っていかれた。
音もとても良かった。完全に世界に浸りました…。
部屋を真っ暗にして観るのがおすすめです!
何より一番気になったのはルックのフィルム感。
まさかこれフィルムで撮ったわけじゃないよね…?
でもこんなの後処理でできるの?
レンズをフィルム時代のものとか使えば、今の技術(2019年)なら後処理でも可能なの?など…。
今回調べてみて、フィルム撮影(16mm)と判明。
タイトル秀逸。ですよね…?「熱帯雨林の冬」かっこよすぎる…。
https://youtu.be/NpchegM4w2g?si=uOFJ0BP5m0EXTA1o
岡本将徳『BONNIE』 (2010)
メインとなる被写体を、背景(撮影場所)を変えて撮影して繋ぐ手法。(+切り紙の置き換え=リプレイスメント)
ここ数年インスタで良く見る気がするけど、2010年はかなり早いのでは?
shogo_naka.iconはインスタをちょこちょこ見るようになったのが5年くらい前から
なので昔から流行ってた(あった)手法かも?
先行事例、リファレンスありそう。いつか岡本さんに聞いてみたい。(1:38辺りの1フレ、牧野惇さん?)
https://youtu.be/eyEatipGzqI?si=ZFnYEwxrQ-EjzO7r
大石拓郎(Lunch Box Studios) 『もうけもん』(うた:MONO NO AWARE) (2024)
曲も映像も素晴らしい。
作曲者の玉置周啓さんの楽曲の制作意図についての文章も感動しました↓
セット組んで360°のカメラ回り込み+リプレイスメント。合成多め。
その他の派生
2013年設立。紆余曲折を経て、現在は大石拓郎さん一人の会社。略=LBS
大石拓郎さん
コマ撮りアニメの制作工程の全パート(造形、撮影、編集)の技術に理解が深い印象。
珍しいタイプ?(たぶんひと昔前は。最近はむしろこのタイプの方が多いかも?)話早くてやりやすい。
造形が一番好きだし得意とのこと。2018年くらいにイギリスのアードマンにて造形の新技術習得。 カメラマン(スチル&ムービー)
近年(2018年くらいから?)のLBS内で完パケる仕事のほぼ全てを天野さんが撮影担当されているはず。
撮影・照明、カラコレに加え、機材周りの工夫、作品に関する具体的なアイデア出し、もよくされてる印象。
大石作品に欠かせない存在。
shogo_naka.iconはたまに編集(AE)の仕事をもらってます。
残念ながら『もうけもん』は不参加。
『もうけもん』はじめ、大石さんが編集全部担当された作品はクオリティ高くなる印象。
https://moogabooga.net/wp/wp-content/uploads/2024/05/mndrk1-0.jpg https://moogabooga.net/portfolio/mndrk1/
moogabooga 『モノだらけ!』第1話 「あいうえお」 NHK Eテレ プチプチ・アニメ 2014 / 5’00”
残念ながら現在Web上で見られる動画はない模様。
洗濯物、ミシン、和室と縁側、机の上、キッチンの環境を生かして、それぞれ「あ」「い」「う」「え」「お」の頭文字モチーフを主役にしたストーリーが展開される。(アイロン、いとまき、うちわ、えんぴつ、おたま)
放送当時、造形、撮影、アニメート、編集、全てのレベルが高すぎて驚愕した記憶。
割と自分と歳の近い(当時30歳前後?)「個人作家」(ユニット)の方の作品ということもあり。
撮影場所とかどうしてるんだろう?→都内から関西に拠点を移して活動されているらしいという噂を聞く。
現在は都内在住、プロフより。
髙野真さんと小田文子さんによるアニメーション制作ユニット。 他の作品、仕事も素晴らしい。
髙野さんはコマ撮りアニメーターとしても超一流でひっぱりだこという印象。
最近は線画台作品多めの印象
『モノだらけ!』第1話 「あいうえお」参考画像↓
https://moogabooga.net/wp/wp-content/uploads/2024/05/mndrk1-1.jpg
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