生徒目線に立った対応を考える
(1)生徒には、カード類がどのように見えるかを意識する。
①生徒の多くはスマートフォンで確認している。
1人1台タブレットなどを利用している学校は別であるが、今回のコロナ禍の中で急遽オンライン化を図っているような場合、生徒は自分のスマートフォンで対応している。
そのため、ロイロノートのカードの上下は切れて見えないことがある。
少なくとも、教員のPCでの見え方とは異なっていること(改行によるずれなど)が多い。
教員自身もスマートフォンにロイロノートアプリを入れ、そこでの見え方を確認しておく。
②カード1枚の情報は少なめにする。
上記①を踏まえて、1枚のカードでの指示は、文字「中」で3~4行、「小」で4~5行くらいまでがよい。
課題のカードについて、WordのA4やB4のプリントをそのままPDF化した場合、かなり見えづらいことに注意。スマートフォンである程度ピンチアウト(指2本で画面を拡大して見る)できるが、どの程度見やすいか、見にくいかを確認しておく。
場合によっては、PDF化する前に、WordやPowerPointのファイルそのものを編集して、1ページ(1スライド)の情報量を減らしておく。
(2)課題の回収
①提出箱と「送る」のタイムラインをチェックする。
生徒の中には、指示通りに「提出」するのではなく、悪気なく「送る」で課題を出してくることがある。そのため、授業前に「送る」のところのタイムラインを確認しておくとよい。
②生徒が提出しやすい方法を許容する
プリントの空欄に直接書き込む取り組み方はタッチペンなどがないと難しい。
カードに解答だけを入力して提出するのを可とする。
ルーズリーフなどに書き込んだものを「カメラ」カードで取り込み、提出するのを可とする。