無記名も使い方によっては他者理解に繋がる?!
提出箱の機能を組み合わせたパターンの一つとして、無記名(誰が出したかわからない状態)で、回答共有(クラス全体の生徒が閲覧可能)ができます。そのパターンを利用して、効果的な授業ができるのではないでしょうか。
内容
①無記名で全体共有して生徒が回答を閲覧することによって、「誰があの回答なのかな」という想像が膨らむ。
②Zoomのブレークアウトセッションで、「自分はあの回答です」という話をすることで、ギャップがあったり「やはりあなたか」と思ったりすることができるかも。そのことで他者理解が進むとともに、自分も他人からどう見られているかもわかるのではないでしょうか。「自分はどれだと思いますか」というやりとりがあっても面白いかと。
実践事例
高校1年生の最初の授業でやったことです。流れとしては以下の通りです。
①前日にプロット図で授業の流れを送ると前日から自分のカードを用意する生徒が続出。
②授業の序盤で「自分史大事件」を提出させる。無記名&回答共有に設定
③Zoomに戻り、画面共有して生徒の回答を閲覧(できれば全員分見る)
④ブレークアウトセッションで2人1組×3回をランダムで回す
⑤互いに自己紹介とともに自分の事件を伝え合う 聞き手はメモをする
⑥授業終了時に、「感想」提出箱を作成して提出させる
実際のプロット図はこちら(1年世界史の最初の授業)
https://gyazo.com/5b384177beab698842a5c5f18fbc961c