【事例4】オンラインで実験授業~条件制御の練習~(なぎさ公園小学校)
<概要>
5年生の理科では、毎年、「条件制御」と「考察(根拠に基づいた理由付け)」を単元の中で繰り返し実施している。
休校期間を「ゆっくりじっくり課題に取り組める時間」とポジティブに考え、単元をすすめようとはせず、学びをすすめるために、
上記2つの基礎を定着させることを目的として課題配信をおこなった。
ここでは、2つのうち「条件制御」についてのオンラインでの取り組みを紹介します。
<活用したソフト・アプリ>
Google classroom (動画配信・解答収集)
ロイロノート・スクール(まとめ資料作成)
<方法>
小学校では、
児童が自分専用の端末を持っていない
保護者のいない環境下で端末を使用することができない
といった理由で、リアルタイムのオンライン授業が難しい。
そこで、
1、短い実験動画をclassroomで配信する (教員)
2、原因の探求のために、次にどんな実験を行えばいいか回答する (児童)
3、児童のアイディアをもとに実験動画作成・配信 (教員)
4、複数実験から、考察を回答する (児童)
5、追加実験を考える (児童) (2にもどる)
という流れを繰り返し行いながら、実験の条件制御を学んでもらうこととした。
学校再開後には、授業でロイロノート・スクールを使ってまとめをおこなっていく予定。
https://gyazo.com/250a6869b6572a96e430865f71dfb7d6
<実際の流れ>
1、実験動画「あわあわアワアワ」を配信
教員が実生活で実際に疑問に思ったものを題材として取り上げ、動画を配信
題材:炭酸水メーカーで紅茶に二酸化炭素を入れたら、ビールみたいなあわあわが、、、
https://gyazo.com/52c6677281a5bc280dcf25138f0ddf03 https://gyazo.com/d6ef2118b10aa50719530177d1688eb4
https://youtu.be/LM1Y_6bRfsk https://youtu.be/z5L-BIPdx1Y
2、実験のアイディア募集
もこもこしたあわが発生した原因を探求するためには、次にどんな実験をすればよいか、児童からアイディアを募集。
https://gyazo.com/775e3c43c9c57ef1703af9adc9acc42e
3、児童のアイディアをもとに複数の実験を実施し、動画を配信
https://gyazo.com/1b40862eb878e90477310e94861367bb
https://youtu.be/vLkt_ed9z0g https://youtu.be/Gp2khmC3dPI
4、複数の実験を組み合わせて、どんな考察ができるか質問
追加で実験が必要だと考える場合は、それも解答してもらう
https://gyazo.com/b86b754ed0ba0ebaa29432c718fa600e https://gyazo.com/d3ff91988d5581200c4cfc2111a89917
この後、「3、児童のアイディアをもとに複数の実験を実施し、動画を配信」と「4、複数の実験を組み合わせて、どんな考察ができるか質問」を
数回くり返していきました。
(その他にどんな実験をしたか興味のあるかたはここをクリック→その他実験動画) 5、まとめ
休校再開後、ロイロノート・スクールを使って、実験の整理と考察を実施予定
※カードインカードの機能や画像・動画の取り扱いも簡単なため、
小学生にとっては、「実験結果の比較」や「考察」「まとめ」の際にロイロノートは使いやすい!
まとめのイメージ(※児童に配信した条件制御についてのまとめから抜粋)
https://gyazo.com/2bbd5a6c2ebbae7a654d0e3d78ec15d1
https://gyazo.com/a20c98cf98e4c1eb5ece4144b83c0af2
https://gyazo.com/97758faf4dbcdde9724f05fdda2bf0cb
https://gyazo.com/3aefacc7c05361ed56361806fd085c79