【数学】演習授業(冬頃完成予定)
校種を問わず、数学の問題演習をオンラインで進めるアイディアを出し合いました。
皆さんで実践例をシェアしていきましょう!!!!
1. 今まで演習授業をどのように行なっていたか
通常授業内での演習
教員が例題を解説し,生徒に類題を解かせる
机間巡視して理解度を見る
生徒が解答できたものを教員のところに持ってくる
正解した生徒が教員役を担い,他の生徒のまるをつける
正解した生徒が黒板に板書する
正解した生徒が全体の前で解説する+生徒に質問させる
2人ペアにして必ずペアで正解するまで次に進まないよう指示する(正解をゲットした生徒がもう一人に説明して理解させる) などアプローチは様々
教員は例題の説明をせず,生徒が自分たちで理解する→類題を解かせて理解度を把握する
演習のみの授業
30分でできるプリントを作り、後半20分で生徒に解かせる+解説をさせる
グループワークでジグソー法&ポスターセッション(入試演習/教科書の章末問題などでも可)
各生徒必ず説明を担当するため,おサボりが許されない仕組みになっている
グループ分けは,頻繁に行うときは完全抽選型の方が盛り上がりそうだが,章末のみなどの時は生徒の能力差に留意した方がよい
教員は生徒が説明している際に補足する役割(生徒にゆだねる勇気をもつ)
2. オンラインで演習授業をどのように行うか
ミーティング型(Zoom, meet, teams あり:同時双方向)
例題を教師主体で解き(黒板・PC画面のpptなど)類題を解かせる
教師が解説し,生徒が自己チェック
ロイロノート・スクールでノート写メを提出させる→教員がチェック
正解の生徒の解答をシェア
生徒がプレゼン・解説をする
生徒が協働して問題を解く
グループワークではZoomのブレイクアウトルームがいきる
meetでは5月現在ブレイクアウト機能がないが,一つのカメラでいくつものmeetに参加することができるため、グループごとに別のmeetリンクを生成し,教員が全グループの様子を見ながらグループワークをさせることは可能。(ただし,聖徳太子のようなヒアリング能力が求められる。)
Google slides を使ったオンラインポスターセッション
ロイロさん,ビデオ会議機能&共同編集機能はよ!
オンデマンド型(随時片方向)
授業動画配信
→課題の回収
→様子を見てポイント解説の追加
基本オンデマンドでいいんじゃね?
メリット・デメリット整理
table:整理
メリット デメリット
・自分のペースで学習できる ・後回しにもできるため,後に回している内に遅れる
オンデマンド ・必要なところだけ抜き出して学習できる
・倍速にするなど,再生速度の調節が可能 ・教員が生徒の反応を捉えられない
・分からないところを繰り返し見られる 対策⇒ロイロノート・スクールを利用した課題の回収
・デバイスを兄弟とシェアしている家庭にやさしい 対策⇒Google formsを利用したアンケートの実施
・自分で学習しようという意識が芽生えやすい ・自分で学習しようという意識が芽生えないと学習が進まない
⇒より自発的な学習が進む、成長度が早い ⇒生徒間の学力格差が大きくなる??
・他の人との関わりが生まれない
・完全に受け身
・教師-生徒間,生徒-生徒間対話ができる ・生徒がその時間帯に参加しなければならない。
・やり取りを楽しめる・互いの顔を見られる ・うっかり対応教員が必要
同時双方向 ・周囲からの刺激を受けられる ・曜日・時間を明確に指示徹底が必要
・チャット機能で疑問を抱いた瞬間に質問できる
・少なくともその時間は勉強する
・生徒がミュート参加の中で一方向になりがちである
⇒双方向になる工夫が必要
・オーバーリアクションをよびかける
・生徒が手で大きくまるをつくって理解を表す
・書けたらノートを画面に見せるよう指示する
・演習中は一旦カメラオフにして,解けたらカメラオンに
するよう指示する
・授業に参加した、勉強した感がある ・意外と疲れる??ので、授業に参加した感が大きくなると自主学習が
進まなくなる
・人数が少ない場合、教室での授業と遜色なく行える ・人数が多くなると、いるだけの生徒が多くなる
・ブレイクアウトルームの活用で小グループでの協働作業 ⇒ブレイクアウトルームで分けるにも限界がある
が可能になる ・全てのブレイクアウトルームで何が起きているかを教員は把握できない
⇒複数の教員でブレイクアウトルームを巡回することが ・ブレイクアウトルームで議論できる生徒ばかりではない。
できれば効果アップ?? ⇒うまくいかないとミュートのまま終わってしまうグループも。
(ファシリテーター役・司会役などを事前に決めておくとうまくいくと
いう話もあり)
⇒新入生やクラス替え時はその傾向が強い
・生徒の反応が読みにくく教員の心が折れやすい
・画面共有で教員の画面を共有できる ・教員の画面共有中は生徒は他の生徒の様子を全く見られない
・端末が一つしかない場合、Zoomとロイロノート・スクールなどの同時
利用が難しい
・Kahoot!やMentimeterなどを用いてゲーム性を出せる
教材紹介
高:N予備校1年無料キャンペーン(~5/20 23:59 申し込み締め切り)
小中:東進一年間無料キャンペーン
小中高:スマートレクチャー(啓林館)約10000本の解説動画を無料公開(とりあえず6月30日まで)
中:ホントにわかる動画授業 新興出版社の「ホントにわかる」シリーズの動画解説。Youtubeでもみられます。
中:e-CLUS フリー学習動画のイークルース(基本講座は無料、発展応用は有料で提供)
小中高:ICT教材eboard 小学校:算数と漢字 中学校:英数国理社 高校:数学Ⅰ
小中高:文部科学省【子供の学び応援サイト】のLINE公式アカウント
高:数研出版 青チャート解説動画
こういう取り組みも面白いかも
3. アフターコロナで私達が生徒に伝えることは?
学習とは自分で行うものである
自分で学ぶ前に教わろうとしてはいけない
学習する意味、理由、目的
自発的な学習 ⇒ より効率的な成長
勉強方法 ⇒ 自ら試行錯誤して見つける