原発性肝癌取扱い規約(抜粋)
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第6版 2015 手術材料
○ Liver cancer, moderately differentiated hepatocellular carcinoma, eg, fc(-), fc-inf(-), sf(-), s0, vp0, vv0, va0, b0, sm(-)
肝組織には、3.8cm×3.2cmの境界明瞭な白色腫瘍がみられます。同部位に肝細胞類似の腫瘍細胞が胞巣状に増殖しています。中分化な肝細胞癌の所見です。被膜形成、隔壁形成はみられません。末梢門脈内に腫瘍栓はありません。明らかな肝静脈、肝動脈、胆管への侵襲は認めません。切除断端は陰性です。
病理組織学所見
◇ 組織学的分化度 高分化型・中分化型・低分化型・未分化癌
well differentiated hepatocellular cacinoma (nananana.icon 取り扱い規約ではハイフンなし)
moderately differentiated HCC
poorly differentiated HCC
undifferentiated HCC
◇ 組織構造 索状型、偽腺管型、充実型、硬化型
◇ 細胞学的性状 多形性、淡明細胞、好酸性細胞、紡錘形細胞、糖原、脂肪、胆汁産生、細胞形質内封入体
◇ 肝内転移 im(-) im(+)
◇ 発育形式 eg ig 膨張性発育 浸潤性発育
◇ 被膜形成 fc(-) fc(+) 結合組織性被膜形成
◇ 被膜浸潤 fc-inf(-) fc-inf(-)
◇ 隔壁形成 sf(-) sf(+)
◇ 漿膜浸潤 s0 s1(漿膜浸潤あり) s2(他臓器まで浸潤:臓器名併記) s3(腫瘍破裂及び出血)
◇ リンパ節転移 n0 n1
◇ 血管侵襲 vp0-vp4 vv0-vv3 va0-va3
◇ 胆管侵襲 b0-b4
◇ 腹膜播種 p0-p2
◇ 切除断端 sm(-) ( )mm sm(+)
◇ 非癌部の組織学的所見 f0 (nl) f1-f4 (lc)
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