診療報酬
第13部 病理診断 令和2年(2020)4月改定
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臓器数 以下の項目は1臓器として数える
気管支及び肺臓
食道
胃及び十二指腸
小腸
盲腸
上行結腸-横行結腸-下行結腸
S状結腸
直腸
子宮体部及び子宮頸部
標本作製 3臓器まで
組織切片1臓器につき 860点
セルブロック法1部位につき 860点 ! 組織診断が困難な理由を診療録に残すこと
悪性中皮腫
肺悪性腫瘍
胃癌
大腸癌
卵巣癌
悪性リンパ腫
電顕病理組織1臓器につき 2000点
腎組織、内分泌臓器腫瘍、異所性ホルモン産生腫瘍、軟部組織悪性腫瘍、脂質蓄積症、多糖体蓄積症、心筋症
免疫組織学染色
ER+PgR 900点
HER2 690点
遺伝子標本 3050点 FISH
EGFR 690点
CCR4 10000点
ALK 2700点
融合遺伝子標本 6520点 FISH
CD30 400点
PD-L1免疫抗体法 2700点
その他 1臓器について400点
4抗体以上 1200点 ! 肺癌については診療録に診断に必要な理由(HEのみで診断困難)を記載すること
原発不明癌、原発性脳腫瘍、悪性リンパ腫、悪性中皮腫、肺腺癌、肺扁平上皮癌、GIST、慢性腎炎、内分泌腫瘍、軟部腫瘍、皮膚血管炎、水疱症、悪性黒色腫、筋ジストロフィー、筋炎
術中迅速 1990点
術中迅速細胞 450点
検査中迅速細胞診 450点
細胞診 婦人科 150点
液状化検体細胞診加算 36点
細胞診穿刺吸引・体腔洗浄液 190点
液状化検体細胞診加算 85点
病理診断 月1回算定
組織診断450点
加算1 120点
加算2 320点
細胞診断200点
加算1 60点
加算2 160点
悪性腫瘍病理組織標本加算 150点
指定の手術による悪性腫瘍組織であれば算定できる
病理判断料 150点
院外標本
診断料 月1回診断料加算可能
デジタル遠隔診断
週3日かつ24時間以上勤務実態があれば、デジタル画像による遠隔診断で診断料を算定できる
2018 MSI-high
2019 がんゲノム
202004 5年以上 診断2
病理診断管理加算2に関する施設基準
(1) 病理診断科を標榜している保険医療機関であること。
(2) 病理診断を専ら担当する常勤の医師(専ら病理診断を担当した経験を 5年以上有するものに限る。)が1名以上及び病理診断を専ら担当する常勤の医師(専ら病理診断を担当した経験を 7年以上有するものに限る。)が1名以上配置されていること。なお、病理診断を専ら担当する医師とは、勤務時間の大部分において病理標本の作製又は病理診断に携わっている者をいう。
(3)病理標本作製及び病理診断の精度管理を行うにつき十分な体制が整備されている病院であること。
(4)年間の剖検数・生検数が十分にあること、剖検室等の設備や必要な機器等を備えていること等を満たしていること。
(5)臨床医及び病理医が参加し、個別の剖検例について病理学的見地から検討を行うための会合(CPC:Clinicopathological Conference)を少なくとも年2回以上行っていること。
(6)同一の病理組織標本について、病理診断を専ら担当する複数の常勤の医師が鏡検し、診断を行う体制が整備されていること。なお、診断にあたる医師のうち少なくとも1名以上は専ら病理診断を担当した経験を 5年以上有すること。
免疫組織学染色標本作製 1600→1200点 減算
セルブロック法適応拡大
悪性中皮腫を疑う患者
組織切片を検体とした病理組織標本作製が実施困難な肺悪性腫瘍、胃癌、大腸癌、卵巣癌若しくは悪性リンパ腫を疑う患者
に対して、 穿刺吸引等により採取した検体を用いてセルブロック法により標本作製した場合に算定する。
4抗体免疫染色加算適用拡大
原発不明癌、原発性脳腫瘍、悪性リンパ腫、悪性中皮腫、肺悪性腫瘍(腺癌、扁平上皮癌)、消化管間質腫瘍(GIST)、慢性腎炎、内分泌腫瘍、軟部腫瘍、皮膚の血管炎、水疱症(天疱瘡、類天疱瘡等)、悪性黒色腫、筋ジストロフィー又は筋炎が疑われる患者を指す。