本の数(世の中)に圧倒されてしまう
「読まなければならない本」と「読みたい本」とに分けて、前者のなかでも優先的に読むべき本を、順番に並べていって、仮に一日に一冊程度まで読めるとしたら、物理的に読めない本が出てくる。時間的に読めない本は諦める。 「読まなければならない本」は、特定の目的のために読む本である。達成したい目標が多いとき、「読まなければならない本」もまた多くなりすぎてしまう。どれを優先するべきかを考えて、諦めどころを見つける。
「読みたい本」は誰かが紹介していたり、興味のある著者だったり、新規に開拓して行きたいジャンルの本だったり、長期的に視野を広めたり、短期的に娯楽として楽しむ本である。SNSなどで誰かが読んでいるときに、自分も便乗して読むということもある。
結局のところ読める本は有限であり、いくら新着の本が毎年増えていくからといって、押さえるべき情報もまた有限である。
手持ちのお金もまた有限であり、そのために一ヶ月に買える本も有限である。働いていると図書館を使うのに、借りにいく時間と返しにいく時間を機会費用で換算して、その本を図書館で借りて読むべきかを決める必要があると思う。何度も繰り返し読むのならば、購入したほうが手間をかけずに済むし、断裁してスキャンしてしまえばどこでも端末があれば読める。