文句の付けようがないラブコメ
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お前を救い出す。世界が幾度終わろうとも。 "千年を生きる神"神鳴沢セカイは、白髪赤眼の美少女。世間知らずで尊大で、見た目は幼いのに酒と葉巻をたしなみ、一日中お屋敷で本を読んで過ごしている。 彼女の"生贄"として捧げられた高校生・桐島ユウキ。『生贄になる代わりに何でも言うことを聞いてやろう』と言われた彼はこう願い出た―― 「神鳴沢セカイさん。俺と結婚してください」。 そして始まるふたりの生活だが――穏やかで他愛のない日々は、やがて世界が抱える恐るべき秘密によって狂い始めていく。 どこまでも純粋な愛の喜劇〈ラブコメディ〉。決して果てることのない物語がここに始まる! 文句の付けようがないラブコメ2 (ダッシュエックス文庫)
鈴木 大輔(著) 肋兵器(イラスト)
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廻る廻る輪廻が廻る。 神鳴沢(かなるざわ)セカイは死に、世界は作り替えられ、桐島優樹(きりしまゆうき)の通う高校に世界(セカイ)が転校してくるところから再び物語が始まった。 改変前の記憶がないふたりは何事もなかったかのようにまた出会い、優樹は身体の弱い世界が高校に行くための手伝いをするようになる。 ある時は登校の途中で、またある時は授業の途中で。体調悪化による早退を何度も繰り返すものの、世界は着実に『普通の高校生』に近づいていった。 そんな折、彼女の上履きが何者かの手によって隠される騒動が起きる。陰湿な行為に優樹は激怒するが、世界が示した反応は思いもよらないもので―― 文句の付けようがないラブコメ3 (ダッシュエックス文庫)
鈴木 大輔(著) 肋兵器(イラスト)
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もうくり返さない。ここで終わらせる。 再構築された世界(せかい)でも惹かれ合った優樹と世界(セカイ)。 世界は次第に学校にも溶け込んでゆき、彼らの平穏な日々は今度こそ続いていく――と思われたが。世界の態度はどこか煮え切らず、優樹は不審を抱いていた。 そんなある日、おチヨによって世界(せかい)と世界(セカイ)の秘密は暴かれ、無情にも決断の刻が迫りつつあることを知らされる。 九十九(つくも)機関から逃れるためにあらゆる手段を使った逃避行の末、辿り着いたのはとある港町の修道院。 そこでささやかな“願い”を果たそうとする二人を待ち受ける運命とは――
文句の付けようがないラブコメ 4 (ダッシュエックス文庫)
鈴木 大輔(著) 肋兵器(イラスト)
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それでも惹かれあう。 またしても為(な)された再構築。 新たな世界で桐島(きりしま)ユウキに割り振られた役割は、これまで敵だったはずの九十九(つくも)機関の側に立つこと。しかも彼は、神鳴沢(かなるざわ)セカイを使役して世界を救う使命を帯びていた。 苦痛に満ちた“お務(つと)め”を果たすことに疲弊(ひへい)しているセカイは、ユウキに対して冷え切った態度を取るが、ユウキはあくまでも忠実に役割を果たしていく。そうするうち、縮まるはずのなかったふたりの関係はゆっくりと変化していくのだった。 そんな折、とある一夜の出来事が、彼らの距離を急速に近づけていくことになるのだが――
文句の付けようがないラブコメ5 (ダッシュエックス文庫)
鈴木 大輔(著) 肋兵器(イラスト)
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せめて、自分らしく。 九十九(つくも)機関の走狗(いぬ)としての己を貫いたユウキだが、そのことにより神(セカイ)との関係は振り出しに戻ってしまった。 ふたたび始まる変わらぬ日々。セカイが身を削って世界を保ち、対価としてユウキがセカイに身を捧げるという、歪(いびつ)なかたち。それが続けられるならまだいいが、セカイの命は限界に近づき、いずれにせよ近いうちに世界は終わる。運命を変えられる可能性を持つのは、神として奇跡の力を揮(ふる)える神鳴沢(かなるざわ)セカイしかいない。 自分の役割と、愛する人(セカイ)を想う気持ちとの狭間で苦悩するユウキは、最終的に“新婚旅行”という奇妙な答えを導き出す。果たして彼の真意とは――?
文句の付けようがないラブコメ 6 (ダッシュエックス文庫)
鈴木 大輔(著) 肋兵器(イラスト)
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果てなき輪廻(りんね)の果てに。 数多(あまた)の被験者のうち、“非人道的実験”に成功して生き延びることができたのは少女Aだけだった。 世界を救う英雄たる使命を背負った少女A。周囲にあるのは無数の書物が並ぶ図書館のみ――彼女の心象世界には時間も空間もない。世界救済を探るためのあらゆる可能性を、ただひたすら演算するだけの存在として、少女Aは存続していく。 そんな彼女の前に突如、異物たる少年Bが現れてこう言った。 「お前さ。俺と結婚しねえ?」「はい。よろしくお願いします」 永遠とも思えた輪廻の果てに待つ、少女Aと少年Bの結末とは? 『文句の付けようがないラブコメ』がここに終わり、そしてまた始まる――
文句の付けようがないラブコメ 7 (ダッシュエックス文庫)
鈴木 大輔(著) 肋兵器(イラスト)
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愛してるぜ。 幾千幾万の輪廻(りんね)を超え、ユウキとセカイは真のエンディングにたどり着いた。 高校生だった彼らはいつしか大人になり、酒盛りしたり就活したり、周囲の反対を押し切って同棲(どうせい)してみたり。 裁定者として絶対的な役割を担(にな)ってきたハルコ・クルミ・おチヨの三人もまた、新たな人生を謳歌(おうか)し始めている。 バッドエンドの連続だったこれまでの不条理を笑い飛ばすかのように、彼らは“普通のしあわせ”を当たり前に過ごしていく。 これは、たった五人でセカイと世界を救うべく足掻(あが)いてきた勇者たちに贈る、最初で最後で最高の「文句の付けようがないラブコメ」 https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51hqYUbVEVL.jpg
“千年を生きる神"神鳴沢セカイの下に生贄として捧げられた桐島ユウキ。生贄となる対価としてひとつだけ願いを叶えてやると言われた彼はこう言い放った。「神鳴沢セカイさん。俺と結婚してください」 神とその生贄をめぐる、奇妙な愛の喜劇が幕を開ける──。