実は私は
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可愛いアノ娘は吸血鬼!! 片思いの白神さんの正体は吸血鬼!! 彼女の秘密を守る決意をした隠しごとのできない朝陽のスリリングな恋の行方は!? 楽しく、不器用、吸血鬼ラブコメ!! 考えていることが顔に出てしまい嘘や隠しごとができず、「穴のあいたザル」=アナザルと呼ばれる高校生の黒峰朝陽は、クラスメイトであるミステリアスでクールビューティーな白神葉子に恋をする。ある日、朝陽は偶然にも「実は私は吸血鬼」である葉子の秘密を知ってしまい、その秘密を守り抜くためになし崩しに「お友達」になる。
しかし、次第に「実は私は宇宙人」「実は私は狼男」「実は私は悪魔」「実は私は未来人」といったような人外の面々が周囲に増え、中には朝陽に好意を覚える女性も少なからず現れるようになる。 葉子の恋愛に対する鈍感さも相まって、朝陽の恋の行方は望むと望まざるとに関わらず迷走。紆余曲折を経て葉子と恋人となるも、全く諦める気のない他の女子や暴走気味の人外たちに振り回される日々は続いていく。
3年に進学した朝陽は自らの進路に悩んでもいたが、校内の人外たち悩み相談を手伝うことで、人外たちの拠り所になるような教師への道を目指すようになる。
12月になって、突如として前校長の白雪が茜を封印し、校長に返り咲く。白雪の目論見は、葉子が吸血鬼であることを全校生徒に知らしめることによって、人と人外の関わり合いを断ち、より大きな悲劇を生みださないようにすることだった。しかし、白雪の目論見は阻止され、白雪は校舎屋上から身を投げる。葉子は自らクラスメイトたちに自分が吸血鬼であることを打ち明けると、翼を出して落ちる白雪を救った。葉子の行為を見た全校生徒の大多数も、「実は私は…」と自分が人外の存在であることや、自分の秘密を告白する。
無事に卒業式を迎えた朝陽と葉子は同じ大学に進学。2人は大学の講義室で、どこかで見たようなシチュエーションで羽を伸ばす人と遭遇する。