傭兵団の料理番
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料理人志望の青年・東朱里が異世界にトリップしたところから物語は始まる。
朱里を拾ったのは、傭兵団の団長、ガングレイブ。
雑用として傭兵団に身を寄せる朱里は、徐々に料理の腕を振るうことで自らの存在価値を高めていく。
傭兵団の各隊長たちは一癖も二癖もある人物揃いだったが、朱里は料理を通じて彼らと心を通じ合わせていった。
発明を手伝い、剣の悩みを聞き、恋の後押しをする……。
少しずつ、朱里は傭兵団の仲間たちに認められていく。
しかし、朱里はまだ知らない。
自分自身が英雄として語られる存在になることを。
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カツサンド、ポトフ、麻婆豆腐、玉子酒……傭兵団や兵士たちにふるまわれる料理に飯テロが止まらない!
現代地球の日本から戦国時代の異世界、サブラユ大陸に転移してしまった、料理人志望の少年、東朱里。
ガングレイブ傭兵団に拾われてから、料理番という自分の役割と居場所を見いだしていく。
しかし、その道中で朱里は病に冒され、床に伏すことになる。
献身的な仲間の介護によって回復するが、そこで彼は仲間たちから認められていることを知った。
日本で待つ家族を思い涙し、自分を思う仲間に感謝し、彼はこの世界で生きていく覚悟を決めていく。
自分にできる、旨い料理で彼らを支えていくことを誓ったのだった。
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チャーハン、たこ焼き、ミロトン!? 傭兵たちの心を癒し、戦争の行方さえも変える伝説の料理人が今日も鍋をふるう!
戦争に勝利したガングレイブ傭兵団。
戦勝祝いの宴の席で料理の実力を示したシュリは、
ニュービスト王家の姫、テビス・ニュービストから手元に置きたいと誘われる。
誘いを断ったシュリたちは次の町へ向かう準備を始めるが、
なぜか必要な物を買いそろえることができず、
店では門前払いにされる事態が起こる。
ガングレイブは傭兵団の内部に裏切り者がいることを察知し、行動を開始する。
シュリの尾行と護衛をするオルトロスが見たのは、信じたくない現実だった。
裏切り者を特定し、動き出すガングレイブたちだが、オルトロスの心は晴れない。
シュリはそんなオルトロスを励ますために、料理を振る舞うのだが―――。
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絶望的な戦況を一気に逆転させた料理の力とは? 普通の青年が英雄・食王となる歴史を覆す偉業を目撃せよ!
ニュービストでの騒動を終わらせたシュリたちガングレイブ傭兵団は、
来たる冬へ向け、別の街で年明けを待つことにした。
到着した街で休息を取る傭兵団の元に地元領主が訪れて戦の依頼をする。
ガングレイブは気乗りしなかったものの、戦の規模と報奨金の額を提示され、
冬越えに支障はないと依頼を受けた。
しかし、これが後に大きな後悔となる。
条件になかった領主の息子の帯同、提案の無視、
罵倒、デタラメな戦略で戦況は悪化し、
ついには敵の得意な山中へおびき寄せられる。
相手の絶え間ない奇襲と強襲。
しかも領主の息子が勝手に戦線を離脱。
ガングレイブ傭兵団は戦場に取り残されてしまうのだった。
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シュリの菓子を食べた王子と王女に呼び出されるが…? クウガの五つの決戦もついに始まる、見逃せない第5弾!
オリトルの国の戦争に呼ばれたシュリたちは、
魔剣騎士団と呼ばれる軍隊を目にする。
魔力で身体能力を強化し、戦場を縦横無尽に駆け巡り
敵を屠る一騎当千の猛者たち。
幼い頃から魔剣騎士団の武勇に憧れていたクウガは
彼らの活躍を目にすることで、さらに敵愾心を募らせていく。
折しも時期は、オリトルの国の祭りの時期だった。
戦争が終わったあと、シュリが休息を取っていると、
テグとオルトロスから誘いを受ける。
傭兵団もオリトルの菓子屋台祭りに参加するから、
是非とも商品となる菓子を作って欲しいと。
果たしてシュリはどんな菓子を作るのか――――。
作者:川井 昂 (旧:語利人)
僕は料理が好きだ。でも、買い物の帰りにどこかの国に迷いこんで傭兵部隊の料理番をすることになりました。何故こうなったのか分かりませんが、生き残るために美味しい料理を作ることにします。…………これは、後の世で伝説となった英雄たちの部隊で、彼らを支え続けた偉大な料理人の話。・・・・・コンプティーク2015年5月号にて紹介されました。この場を借りて、編集者Hさんと応援してくれる読者の皆様。そして雑誌を読んで来てくれた皆様へ感謝の言葉を捧げます。★ヒーロー文庫より書籍化されました。皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございます。 キーワード 異世界転移 オリジナル戦記 青春 冒険 料理 ファンタジー 魔法 戦記 傭兵 ちょっとバトル ちょっと革命 英雄 工作 食事 戦法 不定期更新