世界の果てのランダム・ウォーカー
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謎の遺跡、未知の生物――。広大過ぎる世界を知るため二人は往く。 第24回電撃小説大賞《金賞》受賞作!
世界を知りたいヨキと、世界を愛するシュカ。
深く、広い世界。その全てを知ろうと、天空国家セントラルは各地に調査官を派遣していた。 調査官であるヨキとシュカは、多大な個人的興味と、小指の先ほどの職務への忠誠心を胸に、様々な調査をする。
これは二人が世界を巡り、人々と出会い、(時々)謎を解き明かす物語である。
「――とかいって、なんか凄く良い話みたいだね、ヨキ」
「どうでしょうね。僕はシュカ先輩が真面目に仕事をしてくれるなら何でもいいですけど」
凸凹調査官コンビによる、かけがえのない時間をあなたに。
超科学を誇る空中都市から、文明の未熟な地上へ派遣される「調査官」のコンビを描いた、『キノの旅』的な連作短編集。地上の都市の文明度はバラバラで、古代の宗教国家的なものもあれば、VRが発達した近未来的な都市もあり、それぞれのお話にゾクッとするようなアイディアがあります。破天荒な上司とそれをフォローする生真面目な部下、という主役コンビの掛け合いも面白い。