ヴァイオレット・エヴァーガーデン
KAエスマ文庫 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 上巻
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商品の説明
『自動手記人形(オート・メモリーズ・ドール)』その名が騒がれたのはもう随分前のこと。 オーランド博士が肉声の言葉を書き記す機械を作った。 当初は愛する妻のためだけに作られた機械だったが、いつしか世界に普及し、それを貸し出し提供する機関も出来た。 「お客様がお望みならどこでも駆けつけます。自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エヴァーガーデンです」 物語から飛び出してきたような格好の金髪碧眼の女は無機質な美しさのまま玲瓏な声でそう言った。 ≪第5回京都アニメーション大賞 初の大賞受賞作!≫ ■商品詳細 サイズ:文庫判(H148mm×W105mm) 印刷:表紙・巻頭イラスト・カラー/本文・モノクロ ページ数:口絵カラー・4ページ(うち三つ折2ページ)/本文モノクロ・348ページ 著者:暁 佳奈 イラスト:高瀬亜貴子 ISBNコード:ISBN 978-4-907064-43-3 発行元:京都アニメーション (C) 暁 佳奈/京都アニメーション https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61NdoikSZSL.jpg
陸軍病院で“一人”目を覚ましたヴァイオレット。 大陸戦争で一命は取り留めたものの、白く滑らかな両腕は失われ、義手になっていた。 そんなヴァイオレットの元にやってきたのは彼女の後見人となったホッジンズ。 ホッジンズは軍を辞め、郵便社の事業を立ち上げようとしていた。 彼は親友との約束を守るため、また、ヴァイオレット自身に幸せになってもらうため、彼女に自動手記人形サービスの仕事を薦める。 「紹介しよう、ヴァイオレット・エヴァーガーデンだ」 ヴァイオレットは冷たい美しさを宿した相貌で、人形のようにお辞儀をした。 「恋愛の延長上に結婚があるというロマンチック・ラブ・イデオロギーは近代の産物。中世の,まして王族に『好きだから結婚』なんて選択肢はありえない。お姫様が結婚したのは王子様と家格が釣り合っていて好都合だったからなの。決して助けてもらったから好きになったというわけじゃないのよ」
読んだ記事
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』終盤の展開についての雑感
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 5話 『「人を結ぶ手紙を書くのか?」』