ライトノベルのための日本文学で学ぶ創作術
ライトノベルのための日本文学で学ぶ創作術
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太宰治「走れメロス」や芥川龍之介「羅生門」を読んだことはありますか?
中島敦は? 樋口一葉は? 泉鏡花は?
誰でも名前を知っている文学作品と文豪たち。もしかしたら、ちょっとした苦手意識を持っている人もいるかもしれません。でも、ライトノベルやエンタメ小説に親しんでいる読者、特に小説を書きたいと思っている人には、基礎として読んで欲しい作品たちです。
なぜなら、これらはその時代の人を楽しませるために書かれた小説だからです。そしてそこには、いまだに数多くの人を惹きつける魅力と、文豪の技が隠されているからです。
本書は明治・大正・昭和初期に活躍した文豪たちの作品とその読み解き方が収められています。それらの作品はネットで読めるものもありますので、古い時代の小説だと嫌わずに、まずは興味をもって触れてみてほしいです。
また、文豪たちの、類い稀な性格や波乱のある生い立ちを知ってから読むと作品の見え方が変わり、より深い内容を感じ取ることができるでしょう。
「一万冊読めば作家になれる」そんな言葉があります。
本書はその入り口としてほしい書籍です。