バキ
作者 板垣恵介
出版社 秋田書店
掲載誌 週刊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス
発表号 1991年43号 - 1999年29号
巻数 全42巻(新書版)
全24巻(完全版、外伝含む)
話数 全371話
漫画:グラップラー刃牙 外伝
作者 板垣恵介
出版社 秋田書店
掲載誌 週刊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス
発表号 1999年30号 - 42号
巻数 全1巻
話数 全9話
漫画:バキ
作者 板垣恵介
出版社 秋田書店
掲載誌 週刊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス
発表号 1999年43号 - 2005年52号
巻数 全31巻(新書版)
全17巻(完全版、特別編含む)
全18巻予定(新装版)
話数 全276話
漫画:バキ特別編SAGA
作者 板垣恵介
出版社 秋田書店
掲載誌 ヤングチャンピオン
レーベル ヤングチャンピオンコミックス
発表号 2002年12号 - 15号
巻数 全1巻
話数 全4話
漫画:範馬刃牙
作者 板垣恵介
出版社 秋田書店
掲載誌 週刊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス
発表号 2006年1号 - 2012年38号
巻数 全37巻 + 外伝
話数 全319話
(本編:全312話 + 外伝:全7話)
漫画:刃牙道
作者 板垣恵介
出版社 秋田書店
掲載誌 週刊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス
発表号 2014年16号 - 2018年19号
巻数 全22巻
話数 全198話
漫画:バキ道
作者 板垣恵介
出版社 秋田書店
掲載誌 週刊少年チャンピオン
発表号 2018年45号 -
アニメ:グラップラー刃牙(第1部)
グラップラー刃牙 -最大トーナメント編-(第2部)
原作 板垣恵介
監督 難波日登志(第1話 - 第24話)
谷田部勝義(第25話 - 第48話)
シリーズ構成 冨岡淳広
キャラクターデザイン 東出太(第1話 - 第24話)
伊藤尚往(第25話 - 第48話)
音楽 Project BAKI
アニメーション制作 グループ・タック
製作 フリーウィル
放送局 テレビ東京ほか
放送期間 2001年1月 - 12月
話数 全48話
アニメ:バキ
原作 板垣恵介
監督 平野俊貴
シリーズ構成 浦畑達彦
キャラクターデザイン 鈴木藤雄
音楽 藤澤健至
アニメーション制作 TMS/だぶるいーぐる
製作 バキ製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2018年7月 -
話数 全26話予定
第1部 グラップラー刃牙
1994年にOVA化、2001年にはテレビアニメ化されている。全42巻。
地下闘技場編
物語の導入部分にあたり、東京ドームの地下に存在する地下闘技場で極秘に行われる格闘試合を描く。普段は普通の高校生だが、地下闘技場では無敗のチャンピオンとして君臨する主人公・範馬刃牙。彼に挑戦する鎬兄弟やマウント斗羽との試合が行われたほか、愚地独歩対範馬勇次郎戦なども描かれている。 幼年編
地下闘技場編より以前の時系列である中学生時代の刃牙の戦いを描く。「母」というテーマが大きな核となっており、死に逝く母のために最強の地位を通したい花山薫に、母の愛を求めるために父に勝負を挑む刃牙。父としての範馬勇次郎の人間像や、朱沢江珠の女と母の間での葛藤が描かれた。また、戦いの中で互いの「絆」を見い出し、それを糧として自らを鍛え上げる刃牙の思想も具体的に描かれる。戦いの舞台は、闘技場での試合ではなく屋外。ヤクザ界最強の喧嘩師花山薫や、ガイア率いる軍隊、野生動物の夜叉猿など、より強い者と戦いたいという刃牙の姿勢がうかがえる。
最大トーナメント編
刃牙と、世界中から集められた選手達(登場人物参照)によるトーナメント戦。開会式の入場シーンは通常連載の倍以上のページを使って全選手を紹介、全試合をダイジェスト化することなく描ききった。途中で夜叉猿Jr.などのリザーバー選手や、勇次郎の乱入など、予測を覆す展開も。第1部は全編最強に対する問いがなされているが、特に最大トーナメント編では多くの戦いの中にその主題を盛り込んでいる。
グラップラー刃牙 外伝
全1巻。最大トーナメントの翌日、プロレス界の2大巨頭であったマウント斗羽とアントニオ猪狩が長年の決着をつけるため、東京ドームのリングで戦いを繰り広げる。この時点で各々のモデルとなった2人は片や逝去、片や引退の形でリングから姿を消し、現実世界での直接対決は無くなっていた夢の対決といえる。最大トーナメント編での刃牙対猪狩戦でも提示された「プロレス」というテーマが大きくかかわっている。
第2部 バキ
『グラップラー刃牙』の続編。全31巻。第1部に比べ、「恋愛」や「性」の要素が濃厚である。2004年には「週刊少年チャンピオン バトル増刊 バトリズム」に読み切り『範馬勇次郎誕生』を掲載。『範馬刃牙』2巻に収録されている。
最凶死刑囚編
第1部に登場した地下闘技場戦士と、シンクロニシティで脱獄した5名の死刑囚たちとの戦い。「武器の使用以外すべてを認める」のルールの下で闘ってきた第1部からさらに発展させ、武器の使用をも認め、ステージや人数など戦い方も限定しない完全ノールールの戦いが描かれた。「敗北とは何か」が全編にわたる主題となり、敗北を知ることを志したことから、逆に自分の欲することを手に入れること=勝利を一度もつかむことが出来なくなっていたドリアンの敗北と、その後の救急車のシーンは、作者入魂の場面だという。 中国大擂台賽(ちゅうごくだいらいたいさい)編
中国武術界最強の「海皇」を決める大会を舞台とした物語。烈海王が範馬刃牙の解毒治療のために中国へ連れて行き、大会に出場させる。真相は毒手を持つ敵と対戦して毒を裏返すという荒業の治療法だった。全編にわたって「武力対暴力」をさらに様々な戦いを通して多角的に追求され、最終戦の郭海皇対勇次郎戦で、武の極致は死にありといった結論を導き出した。
神の子激突編
マホメド・アライJr.を中心とした種々の戦闘模様。以前より刃牙の彼女・梢江にアピールしていたアライJr.が、最強と最愛の2つを手に入れるために範馬刃牙に勝負を挑む。最終的には刃牙が圧勝し、勇次郎に挑戦状を叩き込む展開となった。
バキ特別編SAGA
刃牙と梢江の初性交を描く。全1巻。『バキ』の中で発生したエピソードであるが、濃厚な性的描写が大半を占めることから青年誌『ヤングチャンピオン』に掲載された。「性」と「戦い」との近似性などのテーマが描かれている。
単行本はヤングチャンピオンコミックスのレーベルで発売されたが、背表紙が少年チャンピオン・コミックスレーベル風のデザインになっている。
第3部 範馬刃牙
『バキ』の続編。全37巻。最終編である地上最強の親子喧嘩編で、刃牙と勇次郎の因縁に決着が付く。また、『週刊少年チャンピオン』にて『範馬刃牙』の連載を中断して描かれた『ピクル』が収録された外伝も発行されている。
実戦シャドーファイティング編
第3部の序章にあたる。超規格外の巨大象を仕留めた父・勇次郎に対し、全盛期のヘビー級ボクシングチャンピオン・アイアンマイケルや体重100kgの昆虫(カマキリ)などの幻影と戦い修練を積む刃牙の姿が描かれる。
超絶!!監獄バトル編
ミスターアンチェインこと、ビスケット・オリバと立ち会うために、アリゾナ州立刑務所(ブラックペンタゴン)に入所した刃牙。だがその前に二代目アンチェインを称する「ミスター2(セカン)」ことジュン・ゲバルとオリバとの戦いが予定されていた。ゲバルを打ち倒し、怪物ぶりを発揮したオリバと刃牙の死闘が数日後に開始され、刃牙は圧倒されるも鬼の貌を出し、真っ向からのノーガードの打ち合いでオリバを押し切り勝利した。
野人戦争(ピクル・ウォーズ)編
1億9000万年の眠りから覚めた未知の原人であり、T-レックスを捕食していたという“史”上最強の生物・ピクル。
その彼がストライダムの提案により来日。烈海王、愚地克巳、ジャック・ハンマー、刃牙がピクルと闘う。
強者達の闘い編
アメリカに渡った烈海王のボクシング修行と、刃牙と柴千春との闘いが同時進行的に描かれる。
地上最強の親子喧嘩編
刃牙と勇次郎の最終決戦。
刃牙は父・勇次郎との闘いは、あくまで一般的な家庭にある普通の親子喧嘩でしかないと主張し、闘技場などでの試合は望まなかった。刃牙は勇次郎に招待された食事の場で、小さな口喧嘩から死力を尽くす大きな闘争に発展する。最後は互いに認め合う形で親子の闘いは終結した。
範馬刃牙10.5巻外伝ピクル
1億9000万年前の地層(岩塩層)から、塩漬けのティラノサウルスと共に、それと闘う人類の男が発見される。科学者達は、彼をピクル(塩漬け)と命名し、蘇生を試みる。しかし、復活したピクルは想像を絶する戦闘能力を有していた。
この巻は野人戦争編へのブリッジストーリーとなっている。詳細はピクルの項を参照のこと。
第4部 刃牙道
『範馬刃牙』の続編。全22巻。『週刊少年チャンピオン』2014年16号から2018年19号まで連載された。2014年16号では一挙4話、102ページに渡って掲載し4、次号以後の17号と18号も一挙に2話掲載された56。 連載開始に先立って、2014年2月13日発売の『週刊少年チャンピオン』11号で続編タイトルの発表が行われ、著者対談、ファン芸能人対談が掲載された。また、これまでの『グラップラー刃牙』『グラップラー刃牙外伝』『バキ』『バキ特別編SAGA』『範馬刃牙』『範馬刃牙10.5巻外伝ピクル』の電子書籍版が同年3月18日0時00分00秒から同年3月19日23時59分59秒までの48時間、無料試し読みができるキャンペーンが開催された。
前3作とは異なりストーリーの区切りはなく、一貫してクローン技術と降霊術で蘇った宮本武蔵と現代の格闘家たちとの闘いを描く。最終話は2018年に連載開始予定のシリーズ第5部の予告となっている。
刃牙道のあらすじ
地上最強の親子喧嘩から数か月後。名だたる格闘家たちを耐え難い退屈が襲っていた。それは地上最強の倅となった刃牙も例外ではなかったが、ある晩、どんなに試合や過酷なトレーニングを行っても止まらなかったあくびが急に収まった。何か予感めいたものを感じる刃牙。その予感は正しく、同時刻には東京スカイツリーの地下で宮本武蔵が現代に復活したのである。