ツインテールの天使
私事に一区切りついたので、先日復刊した、てらまっと氏@teramat「ツインテールの天使」と「喪失と希望の対位法」の感想と、そこからの連想をメモ。ただその前に『アニメルカvol.1』泉信之「あなたが観察者の椅子に座るということ」でのアニメを視聴する経験の分析を確認したうえで。 1、さて、以上の確認の上で、てらまっと氏「ツインテールの天使」である。この5-10節では、観察者フィルターたる「あずにゃんカメラ」を利用して、視聴者に「避けられない終わりへと送り返される」「宗教的な経験」(天使に触れる経験)を与える作品として『けいおん!!』を読解している。
あらためて大塚英志さんの『アトムの命題』を読んでいる。彼のいう死に直面したキャラクター、死にゆく身体をもったキャラクターに対して、「ツインテールの天使」で僕が強調したかった(結局うまくいってない)のは、むしろ「死ねない」キャラクターだった