ストライクフォール
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紹介
SF界の俊英、ガガガ文庫に電撃参戦!
近未来、人類は宇宙に進出し、惨禍のはてに戦争をやめた。 ……いや、正確には、形を変えた。
代理戦争として発展した宇宙競技、ストライクフォール。
広大な宇宙をフィールドに、敵のリーダーを屠るべく戦うチーム闘技に人々は熱狂した。
万能の泥、チル・ウエポンによって作られたストライクシェルに身をつつみ、プレイヤーたちは宙を駆ける。
故郷のため、栄誉のため、家族のため、あるいは己が夢のために……。
鷹森雄星も、ストライクフォールに魅せられたひとりだ。
弟は、トップリーグでのプロデビューが決まった若き天才、鷹森英俊。
幼なじみの環のやさしさに見守られながらも、雄星は宇宙を目指すが――。
「知ってるか、兄貴。宇宙では、あらゆるものが落ちている最中なんだ。
――落ち続けるなら、オレはほしいものを手に入れる」
なら、翔ぶ。翔んで、宇宙に手を伸ばす。
これは、宇宙を「掴む」兄弟の物語。
SF界の俊英が放つ新たなライトSFエンタテイメント! https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61go8QYj96L.jpg
紹介
競うことは、争うことなのか。
史上、類を見ない“ルール違反”。
雄星は処分決定を待つ間、二軍練習場へと送られる。
前代未聞のスキャンダルを起こした異邦人に、選手たちはただただ冷たかった。無数の敵意にさらされる雄星に、二軍監督、ユウキ・プラバッキーは告げる。
「ここの連中がお前に冷たいのは、弟のことだけでも、ペナルティのことだけでもねえよ。みんな、パワーの時代が怖いのさ。おまえはストライクフォールの次の時代そのものだからな」
あの日、雄星のもたらした慣性制御技術は、ストライクフォールをまったく別の競技に変えてしまったのだ。
「おまえに残された道は、二つだ。時代を殺した男として恨まれながら勝者になるか、それとも、誰かがそうした勝者として栄光を掴むのを、指をくわえて見ているかだ」
同じく懲罰で試合機会を奪われたアデーレ。
ストライクシェルの整備を学びはじめた環。
みな、大切なものを失った傷を抱えながら、新たな戦いを始めている。
なら――俺は。
めまぐるしく変化する世界、「戦争」と「競技」の狭間で。
雄星は、ストライクフォールともう一度向き合う。
兄弟の憧れを、答えをこの手に“掴む”ために。
SF界の俊英が放つ疾走スペースグラフィティ、待望の第2弾!!
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紹介
「強いってのはこういうことだ」
シーズンオフを迎え、鷹森雄星は一軍強化キャンプへの参加を許される。
しかし一軍は、雄星の想像を超えた厳しい世界だった。
「二軍じゃどうだったか知らんが、ここじゃ、おまえは特別じゃない。“その他大勢(ワン・オブ・ゼム)”だ――」
既に慣性制御は普及し、“生みの親”である雄星以上の使い手がチーム内にもごろごろと現れる。
憧れの存在たちに厳しい言葉で叱咤される日々。
だが、決して隔意だけではない“一軍の矜恃”に触れ、雄星はプロとしての生き様をその身で学んでいく。
そんななか、紅白戦でリーダー機を務めたアデーレが、一軍リーダー機のケイトリンを撃破してしまい……?
波乱の新シーズンが、幕を開けようとしていた。
“王の御手"を持つ黒騎士もついに復活!?
SF界の俊英が放つ疾走スペースグラフィティ、騒然の第3弾!!
スポーツロボットバトルが成立する"世界"まで含めて描く──『ストライクフォール』
晴れたら読書を:ストライクフォール/長谷敏司 小学館ガガガ文庫
本達は荒野に眠る~まだ見ゆ最果てへ~ : 「ストライクフォール」長谷敏司 ガガガ文庫
K泉ペンキ @K_izumi_penki
2016年6月24日
ストライクフォール読んだ。宇宙を舞台にしたロボットチームバトル!注目を浴びる弟と、弟の影に隠れて伸び悩む兄。弟の才能に打ちのめされて、それでも諦められなくて……兄弟の不器用な絆にグッとくる。幼馴染みの少女がまたいい。悲しみを乗り越えての栄光、しかしその先に待つものは果たして……。
『ストライクフォール』、僕の中ではもはや完全に某有名野球漫画の宇宙版というイメージで固まっちゃったんですけど、面白かったです。
努力したらHappy Come! @echizen_tm
2016年6月22日
ストライクフォール読みました。有益度8/10。まさに王道といった感じの物語でどうやら2巻に続く様子。宇宙を舞台にしたストライクフォールという競技が本作ならではの要素で、丁寧に説明が積み上げられているので、一見すると地味な主人公機の能力の凄さが無理なく感じられる良作だと思いました。
タニグチリウイチ @uranichi
2016年6月18日
長谷敏司さん『ストライクフォール』(ガガガ文庫)を読み終えた。異星人にリフトアップされ得たテクノロジーで戦争を始めるも思い直し戦いをロボットどうしの15vs15のバトルに切り替えスポーツとして楽しむようになった未来。地球のプロチームに天才の弟が入って兄は喜びつつもやや嫉妬と。
それでもいつか弟に追いつくと頑張っている兄も連れ弟の1軍デビュー戦が迫った時。アクシデントが起こって兄と弟の運命を大きく変えるという長谷敏司さん『ストライクフォール』(ガガガ文庫)。青春ドラマを宇宙を舞台に繰り広げている感じ。そしてロボット同士の格闘戦がスピーディでスリリング。
とんでもない状況に果たして主人公はどうなってしまうのか。そのまま行くのかそれとも。ってな感じで先が楽しみな長谷敏司さん『ストライクフォール』(ガガガ文庫)。リフトアップされもたらされたテクノロジーでスポーツというと庄司卓さん『銀河女子中学生ダイアリー』が思い出された。