クジラの子らは砂上に歌う
https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Cj3r27xSL.jpg
砂がすべてを覆い尽くす世界。砂の海を漂う巨大な漂泊船“泥くじら”で暮らす少年チャクロは、誰ひとり見たことのない外の世界に憧れを抱きつつ、仲間たちと変わらぬ日々を過ごしていた。そんなある日、突然漂着した廃墟船の中で、チャクロは1人の少女と出会う…。
砂刑歴93年ーー
砂の海に覆われた世界の中、小島のような漂泊船「泥クジラ」の上で暮らす人々がいた。
外界との接触がまったく無いこの島の人口は、513人。
感情を源とする超能力“情念動(サイミア)”を有する代わりに短命な「印(シルシ)」と、能力を持たないが長命の「無印(むいん)」という種族からなる彼らは、小さな共同体を形成し穏やかに過ごしていたのである。
島の記録係である「印」のチャクロは、ある日「泥クジラ」に漂着した廃墟船を調査する中で、謎の少女“リコス”と出会う。島の人間にとって、初めてとなる外界の人間との接触。それは、新世界を開く福音なのか――。
https://youtu.be/U5DSs-Qi5-o
https://www.youtube.com/watch?v=zwUBcqq-IHI&feature=youtu.be
この作品の語り手って後世の(歴史家としての)チャクロなのかな。こういう語り手が物語を書いている設定を考察に活かす良い方法はないかな?