イティハーサ
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作中は1万2千年前の古代日本を舞台にしており、真言告(言霊)の概念が存在する。 「目に見えぬ神々」を信仰するある村の少年鷹野(たかや)は、ある日捨て子を拾う。赤子は透祜(とおこ)と名付けられ、鷹野の妹として育てられた。7年後、透祜が育った村は目に見える神、威神の徒党に襲われる。生き延びた透祜と鷹野、彼等の兄のような存在の青比古(あおひこ)は目に見える神、亞神(あしん)の信徒に助けられる。威神・亞神は大陸から渡ってきた神々で、威神は人の悪心や残虐さを引き出して暴威をふるい、亞神の信徒たちはそれに対抗していた。亞神一行に加わった鷹野と透祜は武術の腕を磨き、青比古は戦いと世界の真実を追い求める。透祜は戦いの中、自分とうり二つの少女と出会う。それは威神に捕らわれて人を殺しながらも、透祜を生かすために生き続けていた双子の姉妹の夭祜だった(双子はどちらかが死ねば片割れも死ぬと考えられていた)。 目に見えぬ神々、目に見える神(平和を尊ぶ亞神、争いを好む威神)とその信徒の戦い、善と悪の戦いとその超克を描く。
鳥居がワープの門になっていたり、海に沈んだ超古代文明が描かれていたりと、オカルト・スピリチュアルの要素が多く取り入れられている。