アニメ・マシーン
アニメ・マシーン -グローバル・メディアとしての日本アニメーション-
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紹介
アニメはどのようにテクノロジーと向き合い、いかなる思考を促すのか。その映像の基盤となる物質的・技術的な原理とは何か。トランスメディアの結節点として、いかなる運動を展開するのか。従来の研究・批評を刷新する画期的なアニメーション論。 目次
アニメ・マシーン
第1部 多平面的イメージ(シネマティズムとアニメティズム
アニメーション・スタンド
コンポジティング ほか)
第2部 分解図(相対的な運動
奥行きの構造
分配的な領域 ほか)
第3部 コンピューター化された少女(列車の顔
セックスの不在
プラトニック・セックス ほか)
シリーズ化のパターン
多層化するスーパーフラット(2.1)
オザンファン @maerchendiver
2015年5月21日
個々の分析も方法論それ自体も、批判しようと思えばできるのだろうが、ただエンターテイメントとしてアニメに親しんできた若い世代に、「こういう人文知の体系をインストールすると、慣れ親しんだものの別の側面が見えてくるよ」と呈示できる点で、やはり『アニメ・マシーン』は優れた書だと思う。