GTD
略称 GTD(ジー・ティー・ディー)、正称 Getting Things Done(ゲッティング・シングス・ダン)は、個人の生産性を向上させるためのワークフローである。
セミナーの主催と個人指導を中心に行う、コンサルタントのデビッド・アレンが提唱している。 GTDの最初の書籍「Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity.」は2001年に発行された。
「気になること」のすべてを集める
すべてを頭の外に追い出す(信頼できるシステムに収める)
「これは何か?」
「行動を起こす必要があるか?」→Yes
次にとるべき行動はひとつか?→複数の行動は「プロジェクト」として管理
2分以内にできることは、今やろう
自分でやるべきでない行動は、誰かに委任して「連絡待ちリスト」へ
特定の日付にやる行動は「カレンダー」へ
自分でやる行動は「次にとるべき行動リスト」
「行動を起こす必要があるか?」→No
「ゴミ箱」に捨てる、「いつかやる/多分やるリスト」へ、「資料」へ
GTDの5つのステップ
「把握する」
気になることのすべてを集めて、信頼できるシステムに預けて、頭の中をすっかり空にする
書類トレイを用意して、インボックスとしてメモや郵便物などを入れることができる。また、手帳やノートのページ、情報カード、スマートフォンやPCのアプリをインボックスとして使うことができる インボックスはひとつでなくても良いが、最小限の数にとどめる
「見極める」
気になることをインボックスに集めたら、それぞれの意味するべきところを見極め、何をしなければいけないか判断する
無用のものを捨てる「ゴミ箱」「いつかやる/たぶんやる」事項を収めるファイル等、「カレンダー」、「資料」を整理し収めるファイル等を使用する
行動を起こすべきものは、次の二つについて判断を行う
求めている結果は何か?
次にとるべき具体的行動は何か?
「求めている結果」は「プロジェクト」のリストに入れる
「次にとるべく具体的な行動」
「2分以内にできること」はすぐやる。
自分がやらないほうが良い事は「誰かに任せる」
2分以上かかり、自分がやるべき事は「次にとるべき行動リスト」に加えて、あとで行う
特定の日にする行動、特定の日時にする行動、特定の日に使える情報 これらは「カレンダー」に記入する
GTDでは、カレンダーに「To doリスト」を記さないことを強調している
「整理する」
整理ができているというのは、物事がその意味に応じて適切な場所に収まっている状態のこと
インボックスで「見極める」作業が終わったものをカテゴリーに応じて振り分けていく
「整理する」ステップでの基本カテゴリー
プロジェクトリスト
プロジェクトの参考情報
カレンダー
次にとるべき行動リスト
連絡待ちリスト
資料
いつかやる/多分やるリスト
GTDでは、リストに優先順位を用いるべきではないと強調している
「更新する」
やるべきことに集中できていて、やっていないことについても「今はそれでも大丈夫」と確信が得られて、システムの機能が維持される
企業で平日だけ働いている人の場合、金曜日の終業時間を2時間早めて「更新」作業を行うことを提案している
週次レビューの例
雑多な紙のものを集める
インボックスを空にする
頭の中にあるものを出して、システムの適切なカテゴリーに収める
カレンダーや、各リストを最新の状態に更新する
さらに大局的なレビュー
「選択する」
ここまでのプロセスを実践してきたなら、直感を信じて行動を選択していけばいい
行動を選択するにあたって役に立つ三つのモデル
4つの基準で現在の行動を選ぶモデル
1日の仕事を3つのカテゴリーで評価するモデル
6つのレベルで仕事を評価するモデル
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編集中記
takahrt.icon このあとinboxや、プロジェクトなどの用語に触れるのと、実際に運用する例、例えば情報カードを使うとかOmniFocusみたいなアプリケーションを使うとかに触れてみたいと思います。
だらだらと長くするよりは、適宜ページを分けたほうが良いのでしょうか?(例:「GTDの用語集」なんてページを作る)
rashita.iconとりあえず書いていただいて、長くなってきたら適宜ページを切り分ける、という感じでよろしいかと。もちろん、初めから別ページでも大丈夫です。
takahrt.icon倉下さんありがとうございます。流れでやってみます
私takahrt.icon が書くコンテンツは、「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 全面改訂版」(2015)を基にしています。
それを基本として、もう少しコンテンツがまとまったら、比較としてgtd-japan.jpでの書籍より先に行っていると言われる情報や、市井の実践者のそれぞれのGTDにも触れてみたいなと思います。