『Scrapboxing』
https://m.media-amazon.com/images/I/41-t64LV-KL.jpg https://www.amazon.co.jp/dp/B09YLFQZ29/ref=sr_1_12?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=scrapbox&linkCode=qs&qid=1650626147&sourceid=Mozilla-search&sr=8-12
ASIN:B09YLFQZ29
Scrapbox は優れたライティングツールであり、コミュニケーションツールであると思います。
筆者は二年前から使い始め、個人用プロジェクトでは 10000 ページを超えました。この分量を超えても破綻することなく使い続けられる能力は他に類を見ません。またコミュニケーションにおいてもパラダイムシフトを経験し、メールからチャットに乗り換えたように、チャットから Scrapbox に乗り換えるほどの衝撃を受けています。 本書はそんな Scrapbox のエッセンスを解説した本です。初心者から経験者まで幅広く対象としており、内容としては「分かった気になれる」説明やチュートリアルから始まり、実践的な TIP と実例を網羅しつつ、最後は複数人で上手く使うための「コミュニケーションパターン」を取り上げています。
==== 目次 ====
第1章 Scrapbox を分かった気になる
第2章 分かった気になるチュートリアル
第3章 本格的に使いたい方向けの Q&A
第4章 Scrapbox をもっと上手く使うための Q&A
第5章 実践例 ~Scrapbox As A XXXX~
第6章 Scrapbox コミュニケーションパターン
(meganii.iconすごい、同じ部分を引用している!!とおもったら自分だったwので、補足する)
「整理しない」というコンセプト
Scrapbox は「整理しない」と聞きましたが、どういうことですか?
Ans: 小さなネットワークを放り込んでおき、必要に応じて探すということです。
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Obsidianもネットワーク構造のシステムだが、ファイルという実体があるためなんとなく整理したくなる感覚がある Markdownなので、テキストファイル自体もそうだが、Frontmatterのタグ管理なども同様
Scrapboxなら、ファイル(カード、ページ)の実体は意識せずに、「整理せずに、ネットワークでカードをつなぐ」に専念できる点が気に入っている "リンクはどのように行えば良いですか?また、どれくらいたくさんつければ良いですか?
「ブラケティングは一種の賭けである」
未来への投資の一種で、未来の自分もしくは他者が繋がりを見つけて、ブラケティングした手間を回収できるかどうか。
並べるコミュニケーション
"直接やり取りして返し合うとかみんなで一つのリプライ欄を空気読みながら使うとかいった煩わしさがなく、ただ「自分の意見を並べる」「他の人の意見を読む」だけで進められるため、とても快適です
SlackやDiscordのような「1つのリプライ欄」を奪い合うことなく、コミュニケーションできる点がほんと素晴らしいmeganii.icon
いくつか言いたいことがある場合も、非同期に「自分の意見を並べて」おくことができる
いつでも、どこからでも脱線できる
スレッドで別の話をすると嫌がられる(後から見返せない)
「箇条書き」が推奨されているため、どの行も「個人の投稿欄」であり、「他者のリプライ欄」になりうる
それに対して、必ず返信を求めることはせず、返答があればラッキーのつもりで考えておくこと
Scrapbox アンチパターン「行動しないこと」
Scrapbox は快適に書きやすい分、「書いただけで満足している」、「いつまで経っても書いているだけ」、「無駄に気合を入れて表現や整理にこだわり続けている」といった状態に陥りやすい
ページ名の付け方のコツ、良いタイトルとは
単語 or 文章にこだわらず、わかりやすい名前や面白い名前をつけること
meganii.icon 以下の点がポイントだと思った
自分にとって素直に連想した名前にすること
外行きの言葉にしようと頑張って圧縮しないこと
Scrapbox はページ単位で俯瞰・参照・リンクを行いますが、その際見るのはページタイトル(ページ名)です。ゆえに良いタイトルを付けることが重要になります。
良いタイトル
わかりやすい
結論が述べられている
目を引く・クリックしたくなる
覚えやすい
検索しやすい・補完しやすい
meganii.icon「学んだことをページタイトルにする」のは良さそう
Scrapbox は「時を超えてリンクで繋がる体験ができる」
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過去の自分・他者との対話
個人プロジェクトでは、過去の自分と対話できる
共同プロジェクトでは、過去の他者と対話できる
「リンクの補完」でつながるのがポイントだと述べている
ページ名の付け方が自分にとって素直なわかりやすい名前にしているからこそ機能するのだろう
関連ページリスト(2hop link)で思わぬつながりを発見するのではなく、文章を書きながら投機的にブラケティングしているのが今の自分と違っていて真似しようと思った
関連ページリストではなくリンク補完でつなげる理由
「ブラケティングは一種の賭けである」に通じる?
ページ数が増えると、関連ページリストが肥大化して使い物にならない?
要約エリアと過程エリア
Scrapbox で思考や議論を行うと、何十行何百行もの箇条書きが出来上がることがあります。これをそのまま放置しておくと、他メンバーや未来の自分はこの何十何百行の塊を読み直すハメになってしまいます。 この悲劇を防ぐには、以下のようにします。
1: 過程はそのまま残しておく
2: 1 の要約をつくっておき、そうだとわかるようにしておく
meganii.iconこれも真似したい
要約することで、理解も進みそう