日本で使われる聖書由来の表現
日本でよく使われ、聖書由来と言われる表現を次の3つに分けて整理する。
1. 聖書にほぼそのまま出る表現
2. 聖書が元だが意訳・要約された定着表現
3. 聖書そのものではなく、後代のキリスト教伝統に属するもの
1. 聖書にほぼそのまま出る表現
「人はパンのみにて生くるにあらず」(申命記8:3 / マタイ4:4)
「豚に真珠」(マタイ7:6)
「狭き門」(マタイ7:13-14)
「罪を犯したことのない者だけが石を投げよ」(ヨハネ8:7)
「右の頬を打たれたら左の頬を差し出しなさい」(マタイ5:39)
「我らはレギオン、我々は大勢である」(マルコ5:9)
「最初に○○ありき」(ヨハネ1:1 の文型)
「生めよ、増えよ、地に満ちよ、地を従わせよ」(創世記1:28)
「地に落ちて死なぬ麦は一粒のままである」(ヨハネ12:24)
「求めよ、さらば与えられん。探せ、さらば見出さん。叩けよ、さらば開かれん」(マタイ7:7-8)
「光あれ」(創世記1:3)
「死の影の谷を歩むとも…」(詩編23:4)
「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」(マタイ27:46 / マルコ15:34)
「獣の数字666」(ヨハネの黙示録13:18)
「ハルマゲドン」(ヨハネの黙示録16:16)
「十戒」(出エジプト34:28 / 申命記4:13)
2. 聖書が元だが意訳・要約された定着表現
「バベルの塔」(創世記11:1-9 の出来事の通称)
「砂上の楼閣」(マタイ7:26-27 の「砂の上に家を建てる」たとえ)
「目から鱗」(使徒言行録9:18 の「鱗のようなものが落ちた」描写)
「働かざる者食うべからず」(テサロニケの信徒への手紙二 3:10 の要約。厳密には「働く意思のない者」)
「モーゼ / 海を割る」(出エジプト記14:21 の出来事の要約)
「笛吹けど踊らず」(マタイ11:17 の意訳的定着)
「振り向くと塩の柱」(創世記19:26 のロトの妻の話の要約)
「ノアの方舟」(創世記6-9章の物語の通称)
「水からワイン」(ヨハネ2:1-11 のカナの婚礼の要約)
「放蕩息子」(ルカ15:11-32 のたとえ話の通称)
「善きサマリア人」(ルカ10:25-37 のたとえ話の通称)
「自分で蒔いた種は自分で刈り取る」(ガラテヤ6:7 由来の慣用化)
「天地創造」(創世記1-2章の内容要約)
3. 聖書そのものではなく、後代のキリスト教伝統に属するもの
「七つの大罪」
聖書本文にそのまま一覧があるわけではない
後代の教会伝統で整理・定着したものとされる
参考
@shota_: 日本人が「バベルの塔」(Gen11:1-9)ネタを知ってることに驚く海外の人を見かけたけど、他にも「人はパンのみにて生くるにあらず」(Deu8:3/Mat4:4)「豚に真珠」(Mat7:6)、「狭き門」(Mat7:13)、「砂上の楼閣」(Mat7:26)、「目から鱗」(Act9:18)、「働かざる者食うべからず」(2Th3:10)が人気だよ。