専門書翻訳の難しさ
学術領域や技術領域の専門書(あるいは記事)の翻訳は難しいという話
専門書の邦訳が「クソ翻訳」でないためには、
誤訳しないこと(英語力)
とは別に、次のようなことが求められる:
専門用語を
日本で使われている用語に変換する
存在しない場合は新しく作る
その他表現を
日本のその専門領域で使われている言い回しに直す
そのためには次のような属性が必要:
英語力が一定以上ある
その専門領域にある程度詳しい
英語でも、日本語でもその領域を追っている
この属性を兼ね備えているレベルの人って自分の勉強のためだけであれば翻訳する必要がないので、翻訳には少なからず慈善事業的な側面があるんだろうなlemonadern.icon
#難しさ
2023-04-12追記
sat さんが 英語の本を初めて翻訳した感想 という記事を書いていた。
記事内で大事だと思ったこととして挙げられていたのは以下の2点:
専門用語の日本語化
日本語として自然になるような翻訳にする
特に専門用語については、
広く使われている日本語訳があればそれに倣う。英語のままで認識されていれば同じくそれに倣う。
そのようなものがなければ、英単語をそのまま、あるいはそれをカタカナ英語にしたものを使う。
適切な日本語訳が無い英単語の日本語を自分で創造するのは極力避けました。もしやるとしても初回登場時にカッコ内にもとの英語表現を残しました。その理由は、私の定義した用語が、本書以外で今後使われる見込みはあまりないので、特定の本の中だけで通じる独自用語を覚えることを読者に強いたくなかったからです。
ほとんどの専門用語は英語として理解できたのですが、それを日本語の文書内に書くときには適切な表現を選ぶ必要があって、それがかなり大変でした。
こういう苦労はやっぱりあるんだなあと思ったlemonadern.icon