庵野秀明のタイポグラフィ
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氷川「テロップは極太の明朝体なんですが、それはこだわったんですか?」 庵野「やっぱり明朝は見た目がいいんです。タイポグラフィがすごく好きだったんですよ。樋口がまた大好きで、樋口が使ったら『じゃあ、僕も使おう』という感じ。市川崑さんの『犬神家の一族』の影響ですかね」 話が本論より逸れた向きはあるが、庵野監督が TV アニメ製作上で暴⾛することで拡散したその功績の⼀つは、「キャストを含めて
表現的にタイトルを弄っても良くした」ことであった。その後の数々の模倣者がプロアマ含めて続出し、「監督演出に何かの意図がある
際、タイトルは弄られる」という傾向、了解事項が出来た。
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ところで、『市川崑のタイポグラフィ』にとっては小さな周辺エピソードのひとつに過ぎない「エヴァ明朝」のことについて。 同書二二六ページに、かう書かれてゐる。
『新世紀エヴァンゲリオン』のサブタイトル書体は「マティスEB」(一九九四)。日本語のデジタルフォントが欠乏する状況をいちはやく察知して、一九九〇年に香港から市場へ参入したフォントワークス社とデザイナー佐藤俊泰が共同開発した書体である。庵野秀明は監督デビュー作『トップをねらえ!』の予告映像において、混植組版を解くまでにはいたらなかったが、“いわゆる市川崑明朝体”が石井特太明朝体であることをつきとめ、これを採用したオマージュ表現をおこなっている。したがって市川崑が好んで用いた明朝体を知りながら、『新世紀エヴァンゲリオン』では意図的に肉太の別書体を使っているわけである。マティスEBを徹底して用いる関連商品のありようや、さらにひとまわり太い「マティスUB」を劇場版(一九九七)に用いていることから、庵野がこの書体にこだわりをもって使用しているのは明らかである。 市川崑さんから影響を受けている
@highland_sh「彼氏彼女の事情」のこの番宣ポスター、庵野監督がありあわせの素材を使って即興で作ったものだったのか やっぱりセンスがあり過ぎる…
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@shinpashiあとこれは庵野秀明監督本人が写ってる彼氏彼女の事情のレーザーディスクのジャケです。 https://scrapbox.io/files/68cd62cd606903eea11bfc6d.png
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貞本義行さん描き下ろしの『ラブ&ポップ』最高のLDジャケットと、主演の三輪明日美さんのサイン
タイトルに合わせてチョイスしたルージュのペンは色と場所共に完璧
帯のデザイン含めて何もかもが洗練されている…
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