ComfyUI インストール方法いろいろ
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1. ComfyUIとは
1.1 ComfyUIとは
画像系生成AI「Stable Diffusion」を操作するためのノードベースのGUIツール
コーディングの知識は不要で、高度な画像生成プロセスを視覚的かつ柔軟に制御できる点が特徴
Stable Diffusion実行環境は最初から含んでいる
Midjourney, DALL·E, RunDiffusionなどは使えない
https://gyazo.com/997552ef6f5393e44aef51e26317d631
1.2 公式Wiki
日本語版もあり、わかりやすい
インストール方法は上記参考
1.3 ComfyUIの種類
デスクトップ版
マニュアルインストール Full版 カスタムノードが使える
マニュアルインストール Portable版
クラウド版
※TouchDesignerとの連携にはAPIとして動作が必要なため、マニュアルインストール版(Full or Portable)が必要
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2. デスクトップ版のインストール(Mac/Win GPU有り)
ComfyUIに限らず、ローカルPCでの生成AIに処理速度を求めるならWindows Nvidiaの高性能GPUが必須。モデルはおよそ数GB〜10GB以上はある。使いこなすにはストレージ容量も必要。
以下からダウンロードしてインストールを行う。
15分程度かかるので休憩時間等に行う
動作環境
Mac: M1以降(Metal GPU搭載)
MacではMetalがfp8のモデルに対応していないので動作できない。fp16のモデルのみ対応
fp16への対応方法があるかは調査中
Windows: Nvidia GPUが搭載されているもの
デスクトップ版(Mac)のモデルデータの場所
/Users/USERNAME/Documents/ComfyUI/models
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3. Windows GPUなしでの起動方法
3.1 CPUで動作させる方法
ネットで検索するとポータブル版やpytorchの入れ替え等を行わないとできないとの記述があるが、以下の公式githubでもWorks even if you don't have a GPU with: --cpu (slow)と記載されており、CPUでの動作が保証されている。
ただし、Mac book air M2で1分で処理完了するものが、2017年発売の一般的なGPUなしのWindowsノートPCで10分かかる。
3.1 準備
以下をインストールする。
3.1 デスクトップ版
通常どおり、以下からダウンロードしてインストールする。
https://gyazo.com/94f6a60dc961142dcc8d71e9d32d7a97
そのまま起動すると以下の画面が出る。
https://gyazo.com/efa48d5245121e695d0330e455c520d1
ComfyUIのインストール先から、main.pyが存在する以下にアクセスする。
ユーザー名/AppData/Local/Programs/ComfyUI/resouces/ComfyUI
https://gyazo.com/89c384854db0d8b3c066b9b07b2e303f
コマンドプロントで上のディレクトリ指定して(もしくは右クリックしてOpen git bash here)、以下を入力して起動できる。
python main.py --cpu
起動時にモジュールが足りない等が出れば、ChatGPT等で確認してインストールする
同フォルダにrequirements.txtがあった場合は、以下で一括インストールできる。
python -m pip install -r requirements.txt
※デスクトップ版では必要なモジュールは埋め込まれているが、この起動方法では別途インストールが必要になる。
※Macでも--cpuで起動できた(モジュール等の追加は必要)。おそらく古いIntel Macでも起動できるかもしれない。
起動後、コマンドプロンプトに表示されるURLをブラウザに入力して利用する。
https://gyazo.com/0ea39e2e31dd06c873a0947d9238f131
コマンドプロンプトが面倒な場合、
.batファイル(任意名称、下図ではmain_cpu.bat)にテキストエディタで以下を記述すれば、.batファイルのダブルクリックで起動できる。
python main.py --cpu
pause
https://gyazo.com/d9c02b45d36e84bfc8ad9d1fcfd5ebe7
3.2 ポータブル版
基本的にはデスクトップ版と同じ起動方法
以下からポータブル版をダウンロート可能
右側のreleaseから最新バーションのAssetsの中でファイル名にportableとファイル名にあるものから自分の環境に適したものをダウンロードする。
メモ)
v1-5-pruned-emaonly.fp16.safetensorsは以下からダウンロード可能
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4. その他の環境での利用方法
4.1 Comfy Cloud
現在ベータ版が無料体験できる。かなり使いやすい印象。スマホでも問題なく動作できた。
一部のモデル(特に動画生成、Fluxは無料)はクレジット購入が必要。
メリットはモデルがすでに実装済なので環境構築の手間が不要。
サービス自体が有料になった場合、費用対効果があれば選択肢に入るが、学習用途では処理速度が遅くともローカルPCインストールになるだろう。
https://gyazo.com/83bb9518d24e4a45aa365eed71000a74
スマホでもまったく問題ない。
https://gyazo.com/2e87656131310dc816acf58ff4df6e17
クレジットのチャージ方法。
https://gyazo.com/67ad02fbaa3f9f0963da253bb2b37a8chttps://gyazo.com/dcb556d07bde261f13ff2917a05ca015
4.2 Google Colab
実際に運用してみたが、Google Driveの容量アップ、ColabのPro版へアップしなければ、実用に耐えない。費用は年間2万円程度必要なので、やはり無料での実験環境はローカルインストールがベスト
https://gyazo.com/8309531cff24eda7d8d2dbbfaca0a2b2
4.3. GPUクラウドサービスの利用
検証していないが、安価なものもあるらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=TbNn2HD13hI