自転アニメーション
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1. はじめに
ここではオブジェクトを自転させる方法を2種類紹介する。
方法① キーフレームによる方法(下映像)
方法② Simulation Nodeを利用した方法
https://youtu.be/yq4OYmW2irY
他にもオブジェクトが回転しているように見せる方法としては、オブジェクトを中心としてカメラを公転のように動かす方法もある。以下参考。
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2. 方法① キーフレームによる方法
2.1 Monkeyの準備
Blenderを起動
Cubeを削除して、Monkeyを追加
必要に応じてBlender Fileを保存
https://gyazo.com/6311d9bc617fcdac0fc4c864b6b03011
2.2 キーフレーム2点の追加
TimelineをGraph Editorに切り替える。
https://gyazo.com/85155f9a6c0c7973b278c5d67841c094
現在フレーム(=2Dカーソル or 時間インジケータ)を1フレームに合わせる。
https://gyazo.com/730c7d1cf7ee1cd9a950b0d9a77ee0d5
Monkeyを選択
Object Properties > Transform > Rotation Zの下図部分をクリックしてキーフレームを追加
https://gyazo.com/0b88aa39248e71a689c2e30f9ed8016f
※ナンバーボックスの色
黄:キーフレーム
オレンジ:数値変更された仮設定状態(フレームを動かすとリセットされる)
緑:他のフレームにキーフレームが存在する
任意のフレームに移動(下図では51フレーム)
Object Properties > Transform > Rotation Zに360を入力して、右の◆をクリック(キーフレームの上書き)
https://gyazo.com/095a135928d7e179e719526d52149623
2.3 Liner Extrapolation(補外、外挿)
現在の状態はInterpolation(アニメーションの補間 or 内挿)にベジェカーブが適用されており、イーズアウト(加速)、イーズイン(減速)になる。
Graph Editorで2つのキーフレームが選択された状態
右クリックメニュー > Interpolation Mode > Linerを選択
https://gyazo.com/ebae8119fd0f4bb0dc092c1f70536555
直線に変わる
https://gyazo.com/1134c5477e086c08b8db83a401613140
続けてSHIFT+EのメニューでLiner Extrapolation(直線で補外)を選択する。
https://gyazo.com/4c0d6cd3d0ba01ec748eab6f67a18ba1
キーフレームの外側に直線が延長される。
https://gyazo.com/75b77026a6c2f2a018dce840f9614c48
2つ目のキーフレームを選択して、Gキーで直線の傾きを変えることで、回転スピードを変更できる。
https://gyazo.com/dc2bd847bb0ccb1c73c65ac3f0b0a6fe
キーフレームアニメーション参考)
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3. 方法② Simulation Nodeを利用した方法
実験した結果、Simulation Nodeを利用したアニメーションでは再生時にコマずれが起こったので紹介のみ(解決方法があるか未確認)
3.1 Simulation Nodeとは
Blender3.6から追加された
Simulation NodeはGeometry Nodeの一部として機能する
Geometry Nodeの数値変化をループさせることで、時間変化を伴う様々な表現が可能
Houdiniが得意としていた流体、煙、爆発、物体の変形、建物の破壊、衣服の揺れの表現等
※ある強度を持つ構造に対して、重力、空気の影響を物理的ルールに沿って時間変化させる演算を行うことで、現実世界を模倣することをシミュレーションと呼ぶ。物理シミュレーション、流体シミュレーション、Clothシミュレーションのように、ある要素に対する計算手法の呼び方としても用いられる。ドライブシミュレータ、フライトシミュレータのようにある目的を持ったシステムはシミュレータと呼ばれる。(独自解釈)
https://www.youtube.com/watch?v=WYxzPpx_qlI
参考)
ここではSimulation Nodeを利用して、単純な回転アニメーションを実現する方法を紹介する。
3.1 Monkeyの準備
Blenderを起動
Cubeを削除して、Monkeyを追加
必要に応じてBlender Fileを保存
https://gyazo.com/6311d9bc617fcdac0fc4c864b6b03011
3.2 Simulation Nodeの追加
Geometry Nodeを追加
Simulation Nodeを追加
Transform Geometry Nodeを追加
Transform Geometry NodeのRotation Z: 1(任意)に変更(1を増加させると回転スピード増加)
https://gyazo.com/571341374baa8c934dde2e5e8d929851
https://youtu.be/h93A6WR0siI
Simulation Nodeから生成される動きとTimelineの関係はクセがあるので、以下のYouTube映像を参考にしてほしい。
他の参考