第7章 チームリーダーの鉄則(p227~)
リーダー帰属エラー
全員にリーダシップを発揮してほしいけど、声が大きい人がいると引っ張られてしまったり、組織の都合ででリーダー置いた時にこの現象をみた
リーダーの行動がチームの成否をわけることはある。そしてそこに「リーダーのせいにする間違い」が加わる
このあたりはこの先どう紐解かれるのか期待しながら読みたい
リーダーの特質(Traits)とスタイル
しかし、優秀なリーダーとそうでないリーダーを常に明確に区別してくれる特性はなかなか見つからず...
リーダーシップ論はあるけど、特性って確かに明確ではないな、加点要素が多い印象
p229 でリーダーシップスキル、対人スキルは学習可能なはずだが、特性として扱われるのは困るよねというのは同意
マネージメントでも似たところがあって、ポジションだけ用意というケース多い
新しいスタイルが役に立ちそうに思えるときは、強いストレスがかかる「もっとも表に出にくい時期」うーん、確かに。
「チームのライフサイクルのどの時点で、リーダーは何をすべきか」に着目するのである
↑チーム向けのリーダーシップのレベルを高める方法
6章の最後にでてきたところを掘り下げてくのかな
デキるリーダーはこうする
p235 いずれかの要素がが欠けたチームは流れの速い皮をのぼるボートにたとえられる
うん、なんかグサッと刺さることば
川をくだる感じを味わいたいきもち
p.237 自己管理レベルへの影響度はデザインがコーチングよりも4倍大きく、パフォーマンスへの影響度は40倍近くも大きいことがわかったのである
デザインだいじ
デザインの良し悪しで、自己管理のレベルのスタートラインが全然違う
できるチームの基本条件が満たされているか否かに着目する。
メンバーの顔ぶれが安定したチームか
方針を打ち出しているか
チームワークがスムーズに行えるチーム構造
所属組織の制度をチューニング、十分なサポートと資源がチームに提供されるように手配する
チームがチャンスを活かせるように外部からコーチを招いたりメンバー同士で教え合ったりする
自分の仕事に照らし合わせて確認したい
デキるリーダーのやり方
パフォーマンスを引き上げるためのリーダーシップは多ければ多いほどいい
チームがたくさんのリーダーシップを受けることが大切
「できるチームに育てる」で「できるチームの3つの条件」が久しぶりにでてきた感がある
3つのバランスを取るのが大事なんだね
特に決まったやり方はない
p245 新しいチームを立ち上げる最良の方法など、ありはしないのだ
言い切った
基本条件を整える3種類の行動
1. チームのメンバーが当面の仕事を納得して引き受け、それがチーム結成の目的とどうリンクするか理解できるように支援する
2. チームの境界線を作り、このチーム全体がプロジェクト実行の責任を負うということをメンバー全体に受け入れてもらう。
3. チーム結成当初の行動の助けとなる基本的な行動規範を策定する
メンバー入れ替えなど、チームに変化がある時にも使えるのかな?
p246 等結果性の原理は・・・
「当結果性の原理」って?なんだろう
最終的に同じ結果に至ったとしても、その出発点やプロセスが異なる場合がある
リファイメントではhowを話さないってのみたいなものかと思いました。
旅客機のフライトを材料に説明しよう
やばい予感
絶対に採用してはならない「間違った方法」
ステークホルダーに対して嘘や誤魔化しを行うこと
倫理的にダメ・信用も⏬
よそのリーダーシップスタイルを猿真似すること
お前はジョブズじゃない
状況に合わないリーダーシップスタイルを使ってしまうこと
牽引スタイルは火消しには良いが創設期にはよろしくない
できるチームとそうでないチームの違い@航空機チーム
必要な条件を整えるかどうか
コントロールしたがる/コントロールを放棄する
何よりも、状況にあったスタイルであるかを把握して修正することができるかどうか
自分にあったリーダーシップのスタイルや戦略を探求する必要があるが、適切でないスタイルは手放す必要があるというのって自分で気づけるものなのかな?
状況に応じて適応できる OODA 的なムーブができることと対応幅を増やすことが重要になりそう
p251 「優れたチームリーダー」はそれとは対照的に、何が自分にとって自然なスタイルかわかっている。・・・
優れたリーダーはこうだよと書いてあり、現状に満足せず探求をつづけることが大事と受け止めました。
成果が上がるなら何でもあり
デキるチームリーダーの4つの特性
1. 自分が何をすべきか知っている
この本に書かれている条件を整備しよう
2. 自分がすべきことの実行方法を知っている
2-1. 診断スキル
チーム構造や環境などの中で、どこに手を打つかを推察する
あるべき姿と対比させることで、推察ができる(簡単にいうなあ・・・)
2-2. 実行スキル
ビジョン、発案、交渉、意思決定、教育指導、対人スキル、遂行スキル、、、
スーパーマンじゃねーか!
3. リーダーシップを取るのに必要なレベルまで精神的に成熟している
不安や感情をコントロールする
4. 勇気がある
何かを変える上で直面する反発やネガティブな感情に対して日和らずに行動できること
この4つは、下にいくほど学習では獲得しにくくなる。勇気については生まれつき。
身も蓋もねえ・・・
勇気を持ってる人を選ぶってのが難しそう
まとめ
チームリーダーにとって最大の仕事とは、デキるチームになるための上演を整えて維持すること
方法は決まってないが条件を整えて維持するのが大事という話、方法論に走りたくなるので気をつけたい
重要なのは、鍵となるリーダーシップの「機能」が働くことであり、誰がどのように働かせるかは大した問題ではない
これも陥りやすいので気をつけたいが、小さい組織だと選択肢がないことも多い
いままで見てきたリーダーシップ論と違う観点なのが面白い。「楽観的」と表現されている。
感想
リーダーは基本条件を整備することが大事そう。
「できるチームに育てる」前にチームを健全な状態にする。→文字にすると当たり前だけど健全な状態 is 何?がわからなかったのでよかった。