STタテヨコナナメ読み(第十五回)
対象日:ざっくり6/17(月)〜6/23(日)
関連ニュース
ベルギーのセトルメントハウスがP2Pのセトルメント技術を開発
ベルギーのセトルメントハウスのEuroclearがP2PのEuropian Commercial paperセトルメントをブロックチェーンを用いて実現
ECP:ヨーロッパ内の銀行で発行される短期債
Europian investment bank、EYとともに共同開発
ECP発行にかかる時間、金銭的コスト削減、債券の透明性向上を目的として開発
DvP決済を実現し、当日決済を実現
すでに4銀行がPoCを成功させている
Tomato.icon<具体的なレポートが出てくるのを待ちたいところ
Moneriumがアイスランドで決済手段として政府から認可を獲得
MoneriumがFIAT決済手段提供業者としてアイスランドから正式に認可を獲得し、EU国内で決済業務を行うことが可能に
ブロックチェーン業者でこの認可を受けるのは初
MoneriumはConsensysから派生したプロジェクトで今回はEthereum上で決済を実現している
Tomato.icon<なんとパブリックチェーン上!!
Monerium e-money encompasses the benefits of programmable money on blockchain
デポジットされたお金を倒産隔離した上で流動性の高い証券に投資して運用
規制で定められた範囲で資産運用をする
Tomato.icon<日本では預託が必要だが、EUでは資産運用が規制でみとめられているらしい
2019年の4Qに正式サービスローンチを目指している
Tomato.icon<ステーブルコイン系のニュースが多いなぁ
HSBCがインドで売掛金のトークン化技術を提供へ
インドのクライアント企業向けにHSBCが売掛金のトークン化技術を提供へ
Tomato.icon<なぜにインド!?そしてreceivableって売掛け金って意味なんだね
HSBCがオーストラリアのIdentitiiの協力を受けてDegital Accounts Receivable toolsを開発
この技術により売掛金勘定等のやりとりでのオペレーティングコスト削減を目指す
Blockchain技術の導入により25%のコストを削減できると見込んでいる
Tomato.icon<売掛金勘定系確かに簿記でやっててもめんどいなぁとは思っていた
Altocoin.ioがBnkTotheFutureに買収されPSのDEX開発へ参入
DEX開発を行なっているAltocoin.ioがBankTotheFutureに買収される
両者の知見を結集しPSのDEX開発へ着手すると発表
2020年中にPSDEXの正式ローンチを目指す
BankToTheFutureはps用の独自ウォレットbf Walletも開発しており最終的には独自トークンによる証券エコシステムを構築することを目指している
Tomato.icon<独自ウォレット提供型かつ独自トークン流通型ですね
Medici venturesがWyoming州のTeton地区の不動産情報のブロックチェーン化に成功
tZEROの親会社Overstock社が保有するMedici Land GovernanceがWyoming州Teton地区の情報をブロックチェーンに置き換えることに成功したと発表
抵当や先取特権情報もブロックチェーンに取り込んだ模様
これにより、土地情報の透明性とトラッキング性を向上させる
Wyomingのほかにmexicoやアフリカでも実用化に向けて動いている
各国に適したシステムにローカライズして提供
Government as a Serviceを目標に掲げる
各国での担当者の採用を進めている
Tomato.icon<ベース技術のローカライズ化の良い先行例
Securitizeが日本に事業範囲を拡大
SecuritizeがJSTAと提携をくみ日本の規制面、ビジネス面に参入していくことを発表
KYC技術などを提供するBlockpassがPolymathと提携へ
ブロックチェーンKYC技術を提供する香港拠点のBlockpassとPolymathが提携へ
Polymath上での発行体に対してKYCサービスをBlockpassが提供
APIで連携
Ethereum上での金融商品組成技術を提供するうAtparとPolymathとが提携へ
ACTUS Protocolを開発するAtparがPolymathと提携へ
ACTUS Protocol:Ethereum上でローンや債券の発行を実現するプラットフォーム
PSOとコラボすることで証券発行に加えて金融商品組成の幅を広げることが目標
金融商品のトークン化をPolymathの規格を利用して実現
Tomato.icon< 上記のニュースといい、最近Polymathの提携の動きがまた活発化してきたなぁ
MetlifeがEthereumを利用した生命保険サービスを提供へ
生命保険の請求プロセスの透明性と効率性を上げるためにMetlifeがEthereumベースのサービスを開発へ
シンガベースのMetlifeの子会社LumenLabと、シンガベースのSPHとがLifechainと呼ばれるスマートコントラクト上でサービスを提供する
このサービスによって請求コストなどが低減されると予想されている
プロセス:
死亡広告が出たらSPHが親族へ連絡し親族がこのプロジェクトに参加するかを決定
参加意思が出たら、死亡情報をハッシュ化させてブロックチェーンに記入
その後ハッシュ情報を元に保険条件にあっているかをリサーチし、合っていれば給付を実施
それブロ問題:3つのキー要素
セキュリティ性の高さ
DLTによるコスト削減の可能性
Tomato.icon<not blockchainよりpublic chainでコスト本当に下がるんか?
DLTの情報共有性
複数のプレイヤーが一社に依存せずに情報を共有することができる
Tomato.icon<これを最大の効果として取り上げている点に好感度が持てる
この効果を最大化するためにも政府などの複数の立場のプレイヤーに共有させていきたい、と発言
課題:
スループット量の問題:別のチェーンやパーミッションチェーンへのの理解も視野に検討
SECが証券法除外規定の改正のためパブリックコメントを募集へ
証券法除外規定の簡素化、最適化のためにパブリックコメントを募集すると発表
実際にその例外規定を利用してきた人たちの意見は改正のために非常に有益である、とコメント
除外規定の全体構成が目的達成に一貫しているか:
全体構成として統一的に調整の取れたものとなっているのかをヒアリングしたい模様
調整が必要だとしたら具体的にどの例外規定に問題があるのか:
例外規定が中小企業の資金調達方法の促進に繋がっているのか?逆に妨げになっていないか?
除外規定の額や対象層が的確であるのか?
Accredited Investorの条件も含め再検討
各社の適用例外規定の変更をもっと容易に認めるべきか?
リテール投資家のグロース段階の投資への門戸をファンドという形で開けるように調整するべきか?
セカンダリー制限が投資家保護と流動性確保のバランスとして最適なものであるか?
制限期間は90日
Tomato.icon<SECがここ最近毎週何らかのニュースを出してきていてスピード感がある
Tomato.icon<ただでさえ柔軟な設計に見えるのにさらに柔軟にして行こうという動きがすごい
USでは40を超えるクリプト関係企業がBDライセンス申請を実施中
FINRAに対して40を超えるクリプト関係企業がBDライセンスをここ数ヶ月で申請中
明確なクリプト、PSに対するガイドラインがないことを理由に多くの申請に対してFINRAはライセンス拒否をしている
クリプト企業の多くは反応の遅さにUSでの事業を諦め、他国展開を検討し始めている