Curation Market (1) 概念
TL; DR
トークン供給量とトークン価格をある予め定めたおいた関係式で紐付ける
Bancorみたいなやつ 価格 = 供給量 ** 2 的な
好きな時に売れて、好きな時に買える。
購入時に支払った別の通貨(基軸通貨)はコントラクトに準備金として蓄えられる
上記のトークンをNFTで表された「何らかのコンテンツ」へのアクセス権や利用券に紐付ける
初期の購入者=初期からのファンは安い価格で購入、応援してコンテンツが広まると収益を得られる
クリエイター自身もはじめから一定量保持しておくことで作品が世に広められた後に利益を得られる
アートの文脈なら、ある作家が流行ると思った人は実際にトークンを先に購入する方が合理的になる。逆に言うと、流行ると言っているのにトークンを保持していない=本気で流行ると思っていないというフィルタリングにも使える
いろいろ応用例が提案されているが実験段階
Data Exchangeと組み合わせたのがOcean Protocol
基本的な考え方
Curation Marketは創造的なグループに対してより効率的な連携と、共通の目標の周りに共創された価値から利益を得るための手段を提供する。それぞれの話題やミームや考えや目標はそれらの情報をキュレーションするのに利用されるトークンに紐付けられる。Curation Marketはトークンの供給量と価格の関係式を決める曲線:Token Bonding Curveを特徴とする。
$ p = s^2 p: price, s: supplyだった場合 tokenSupplyとcurrentPriceの関係は下記で表される
https://gyazo.com/bb3f7c6aa264e375bafcc29e988f3e19
ユーザが2トークンほしいとオーダー
2トークン分の値段をコントラクトが計算 -> ユーザのETHと交換する
$ s = 100の場合 $ 100^2 + 101^2 = 20,201 ETHで発行
後で買おうとすればするほど値段が高くなる。
モチベーション: 初期にあるアイデアやトピックに注目していた人が、そのアイデアやトピックが広まった時に多くの報酬を獲得できるように設計したい
例として発行量の2乗=価格のモデルが出てきてるが、曲線自体は任意のものを用いて良い
トークンの価格とそのトークンが表すトピックの人気度を紐付ける。
予測市場と同じで、何かしらのトピックが流行ると信じる人はトークンを購入して保持し続けることで、実際に値段が上がった時に利益を得ることが出来る。
BancorのLiquid Token
いつでも好きな量を売買できる
トークンの販売価格はトーン供給量とコントラクトに内在する準備金と、予め決められた準備金率で決まる
BNTを介して流動性が少ない2つのトークンABC <-> XYZの交換が可能
動作概略
1. ETHを払うとコントラクト経由で新しいトークンを買うことが出来る。ETHはコントラクト内にデポジットされ、誰かに分配されることはない
2. 1.でトークンを買う際の価格は発行しようとしているトークンの現在の価格で決定される。価格は、何かしらのハードコードされたあるアルゴリズム的な曲線によって決定される
3. トークンはいつでも売ることができ、売却価格は曲線したがって決定され、売却時にコントラクト内の共通プールから、資金が引き出される。
ReFungible Token
Essentially a non fungible asset would become fungible again
所有権を分割することでNFTが再びFungibleになるという意味絵"Re" Fungible Tokenという名前をつけている
1つのNFTの所有権を分割する(分割された証券を表すトークンを作る
分割された所有権を表すトークンのmint / burn及び、mint/burnした際必要/得られる金額は予め決められた曲線に従う。
WalletはNFTの所有権を確認するのと同様にRefungible Tokenのコントラクトで所有量(と発行量)を確認して、部分的な所有権があることを検証できる
下記分野へのNFTの応用に使える(と主張されている)
アートのキュレーション
知的財産
有料コンテンツ(digital paywalls)
ArtのCuration市場が持っている問題を解決するためにRFTを用いる
Attaching NFT artworks to Bonded Curve Re-Fungible Tokens would create a transparent system in which the values of the artworks were constantly updated by the speculative Curation Market.
Question
To what degree would the price of an artwork-specific token reflect the quality of that work?
作品の質がどの程度そのアート固有のトークンの価格に反映されるのだろうか?
哲学的な問いだ...
What would it mean conceptually if an artwork could only be owned by a collective?
概念としてはアート作品が集団に飲み所有されることは何を意味するだろう?
哲学的な問だ
Would this result in more or less ethical consumption of art? More or less volatile prices?
ethical consumptionとは...
Copyright Management:
特定のIPの人気度を表すものとしてReFungibleTokenを用いれるのでは?
連続的に発行できる(いつでも供給量を増やせる)トークンを利用することで、クリエイターが予め一定量のトークンを自分に割り当てておいて、作品が流行って値段が上がった後に売ることで利益を得ることが用意になる。
IPの利用する時に基軸通貨(RFTの代わりに払い込むトークン)を払い込むと更にRFTのトークン価格は上昇する
もしくはトークン価格を上昇させないために直接使用料をIPの作者に払い込んでも良い
なぞ、コントラクト以外での発行も許したほうがいいというニュアンス?
raising the price per token without increasing the number in circulation
発行量を増やさずにトークンの価格を上昇させる
mintすることなく準備金を増やす感じかな...
音楽のプロモーションに関する応用例に関しては提唱者本人は否定的に見える。
This may be the unfortunate beginning of the “steem-ification” of music. I worked at my college radio station and had to field phone calls from promoters in order to get free copies of new albums. Along with the stuff we wanted came the garbage they were paid to sell us on. It was a really toxic experience and turned me off of new music for a long time. I realize essentially paying fans to promote music might end up similarly sour
Digital Physical Paywall
The point of this writing is to explore the potential outcomes of using an ERC20 Bonded Curve Token (as per Simon de la Rouviere) or Liquid/Smart Token (as per Bancor) as the owner address of an ERC721 Non Fungible Token (NFT).
I suggest this could have interesting applications in curation markets for Art, Intellectual Property and digital paywalls.
Bonding Curve の設計指南
お気持ちが表明されている動画
https://www.youtube.com/watch?v=byKDWXB8ocQ
Rereferences
概略の書かれた記事
Ocean ProtocolでCuration Marketするやつの資料