和泉 司(いずみ つかさ)
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自己紹介
私は埼玉人
1975年生まれ。埼玉県さいたま市(旧岩槻市)出身です。1990年代までは、よく「ペリーが来たところ?」と言われましたが、それは浦賀ですから。 埼玉県の県庁所在地(2001年まで)は浦「和」市です。今はさいたま市です。
ひらがなです。https://gyazo.com/d73c585816ba778f81212ed291232273
埼玉県。私は「藁葺き屋根の形」と教わりましたが、子どもは「台形」と教わったらしい。
1990年代、埼玉県は悪名高き経済企画庁による悪魔の企画 「都道府県別豊かさ総合指標」別名「豊かさランキング」で埼玉県は6年連続最下位にさせられ、県民のアイデンティティ、プライドを切り刻まれていました(埼玉県民の怨みによってか、その後経済企画庁は廃止されてしまいました)。誇りも観光地も特産の土産もない県、埼玉。そしてあのタモリによって「ダ埼玉」なる言葉を作られ、踏みにじられてきた、そんな埼玉県出身です。「翔んで埼玉」は、埼玉県民にとって涙無くして見られません。 研究テーマ
私は日本文学科の出身で、近現代日本語文学を専攻しました。研究テーマは、日本の旧殖民地文学と、「文学賞」です。
研究テーマについては、書き出すと止まらないですが、ここではたぶん面白く書けないので(他もべつに面白くはないでしょうけれども)、別の場所で書きます。台湾や韓国へ行ったり、そこで書かれた作品や影響を受けた作品を読んだりします。そして、芥川賞や直木賞や本屋大賞について、授業で話したりします。
直木賞作家・邱永漢(きゅうえいかん 1924〜2012)の自伝。邱永漢は、1960〜90年代には「金儲けの神様」と呼ばれ、山のように本を出していますが、スタートは小説家でした。リンク先から、全文を読むことができます(ちょっと大変ですけど)。彼は植民地時代の台湾で、台湾人の父、日本人の母を持つ「ハーフ/ダブル/ミックス」でした。邱永漢の一生は、東アジアの近現代史の反映でもあります。
https://gyazo.com/ee9dc90d2d55eb1305477dd32fa93023
台湾の総統府(大統領府)。旧台湾総督府です。
お世話になっている直木賞研究家・川口則弘さんのサイト。文学賞に関するデータは、ほぼこのサイトで揃います。コラムもとても面白く、勉強になります。文学賞の背後には、その何倍もの落選候補者がいて、その背後には、さらに何十倍何百倍もの、予選落ちした投稿者たち、さらにさらに、投稿したいと思うだけで作品を書けなかった(書かなかった)人たち、がいて…文学賞とは、そんな人たちの思いと念と歓喜と怨嗟が籠もっている、近代的でありつつ、情念のかたまりのような仕組みなのです。
経歴
慶應義塾大学文学部から、同大大学院文学研究科の修士課程、博士課程修了しました。たまに「(元)慶應ボーイ」と言われますが、私は埼玉の県立高校出身で、お金持ちの世界には縁がありません。残念です。毎日1時間半の電車通学で、埼玉人コンプレックスに苦しみました。でも楽しい大学生活、院生生活を送れました。その後、慶應義塾大学で任期付き教員をしたりしました。詳しい職歴は、私のリサーチマップを見てください(いろいろ渡り歩いております)。任期が切れる前に、豊橋技科大に移籍することができました。完全移籍。 https://gyazo.com/470621ae249c1696adf94ad4446f984a
慶應義塾の創設者・福沢諭吉先生。
慶應に「先生」は福沢先生だけ。他の教員は全員「○○君」と呼ばれる…ということになっていますが、実際に教員を「くん」呼ばわりする強者はいませんでした。
台湾
研究テーマにも書いたとおりで、旧殖民地文学の研究のために、私は台湾へ1年ほど留学したことがあります。現在も、年に1回ぐらい、調査に出かけています。
2019年は、タピオカミルクティーブームが来ていましたが、私は タピオカなど20年前から飲んでいるよなにを今更、とドヤっています。そんなわけで、トップ画像は私が「本場」台湾のタピオカミルクティーを自慢している一枚です。
台湾は現在技術立国。iPhoneの中身を作っていて、シャープを買収した鴻海も、台湾企業です。ゆえにそこにはたくさんの「科技大」があります。あんまりたくさんみていると「科技大?技科大?」とゲシュタルト崩壊してしまいそうになりますが、台湾の「科技大」の多くは、もとは「五専」。つまり高等専門学校が大学化したもので、ようするに高専が技科大じゃなくて科技大になったという、我々からするとなにがなにやらな話ですが、多くの普通高校〜大学の人々に話しても全く興味を持ってもらえません。
ともあれ、人文科学研究だろうと自然科学研究だろうと、台湾は面白いよ、といいたいのですが、韓国も中国もアメリカも面白いので、どこでも興味が持てれば面白いですよね。
https://gyazo.com/d9bb8c061ce02ed250fb55519a16e73b
アメリカで浮かれている私。懐かしい。
趣味
特技は何もありません。勉強ばっかりしてたので。すみません話を盛りました。ごろごろしてることもおなじぐらい多かったです。今は仕事をがんばっています。
Jリーグを観戦するのが好きです。埼玉人ですから、応援するのは当然、大宮アルディージャに決まっています。 https://gyazo.com/60f17e71a80248af26f349d008602def
ミスターアルディージャ・金澤慎。
2019年シーズンを以て惜しまれつつ引退。私は彼が中学時代、家庭教師をしていました。 金澤はワシが育てた。
担当授業
学生諸君が一番知りたいこと(多分)が、こんなに下の方に書かれている。私の人生そのものであります。
国語表現法(前期・後期)
技科大生必修。担当の教員は多く、学生は自分で選ぶことができます。シラバスを良く読んで、自分が学びたい内容に即して決めてください。
私のクラスは水曜日と金曜日。水曜日は映画などを観てその内容についての文章を書きます。金曜日は時事問題を踏まえた小論文作成。どちらもただただ書いていく授業です。
国文学特論1(前期)
「国文学」という呼び方について、私は授業中に何度も批判することになりますが、授業のタイトルは「国文学」です。なんで批判するのか知りたい人は履修してください。でも内容は、タイムトラベルを扱った小説を読む、です。こちらも、レポートを書いていく授業です。
国文学2(後期)
「国文学」という呼び方について(以下略。内容は旧殖民地に関わる日本語文学を読む。です。レポート書きます。