2024/8/13
laprasdrum.icon 5日ぶりの仕事
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GraphQLはPublic API向けではない
そういう意味で "in the right context" と銘打ってる。
とりわけ認証系はGraphQLの範疇を超えた、それ単体で議論すべき点。
自分もGraphQLを使ってバックエンドの開発に携わったときに難しさを感じたのがこの認証まわり。
極めたいというモチベーションには至ってないが、考慮を怠るわけにはいかないので最低限の知識はキープしないといけない。
KPIマネジメントが機能していないとき
KPIマネジメントで最もよく知られた“登場人物”は言うまでもなくKPIですが、実はこの他にも、実践するにあたって覚えておいていただきたい主要登場人物があと3つあります。私はこれらをまとめて4MC(4 Main Character)と呼んでいます。
Goal:最終的に到達したいゴール。利益、売上、ユーザー数など。
KGI(Key Goal Indicator):Goalを数値目標で表したもの。
CSF(Critical Success Factor):ゴール到達のために最も重要となるプロセス。KFS(Key Factor for Success)やKSF(Key Success Factor)とも呼ばれる。
KPI(Key Performance Indicator):事業成功の鍵(=CSF)を数値目標で表したもの。
これら4つは、下図のような関係性で表すことができます。つまり「Goal」は言葉で、「KGI」はその数字。この2つで一組です。同じく「CSF」は言葉で「KPI」がその目標数値、という関係です。
https://scrapbox.io/files/66bbbc6844d92e001cc8e3c6.png
さらに図をよく見ると、その中から「1つを選択」とあり、CSFには「最重要プロセス」と書かれています。つまり、複数あるプロセスの中から、最も重要なプロセスを1つだけ選ぶということです。
この「最重要」を選ぶのがKPIマネジメントの勘所です。「最重要」とは、表現を変えると「最も弱い」プロセスのこと。成果はビジネスプロセスの「最も弱い」プロセスの影響を受けますから、そこを強化しない限り、全体の成果は上がらないのです。
プロセスの中で「最も弱い」プロセスを特定し、それをCSFに据えます。そして、それをどれくらい強化すれば「最も弱い」プロセスを脱出できるのか、数値目標として置いたものが「KPI」ということです。
KPIマネジメントを実践したことで最初に据えたCSF(つまり弱点)が解決できたら、今度はその次に弱いプロセスをCSFに据えます。つまり、その時点で「最も弱い」プロセスを順番に強化していくことこそが「KPIマネジメント」なのです。
今まで個人的に見聞きしたことを踏まえると
GoalとKGIが一致していない
CSFから最も重要なプロセスを選定できてない・その選択が関係者間で合意されていない
がKPIが機能していないときのよくあるパターン。
何となくで数字を選んだり目的を定めると、KPIマネジメントに掛けた時間だけビジネス損失にもなりうる。
だからといってKPIを変えるのは四半期待ちたいなど変更期間の制約がある場合や、サンクコストが捨てきれない場合など、歪んだKPIを修正できずにいる組織もありえる。
ゴールとCSFは定期的に見直したい。