文法:接辞関係:接辞の母音変化規則☆
接尾辞
母音で始まる接尾辞のうち、
①母音しか存在しない接尾辞
ex.)-au, -i
②長母音で始まる接尾辞
③呼格の-u'e, 於格の-uъe
を除き、母音a, e, oで終わる単語或いは接尾辞にそれとは異なる母音が接続する場合、その接尾辞の最初の母音が脱落する。
同じ母音が接続する場合は融合して長母音となる。
ex.) tange→tangeti(生格)、tangē'(斜格)
また、母音i, uで終わる単語或いは接尾辞に接続する場合、その接尾辞が接続する単語或いは接尾辞と同じ場合は融合して長母音となり、異なる場合はi, uをy, wに変化させる(この変化のみ、呼格と於格でも発生する)。
ex.) la'i→la'yetig,(殺格)、la'īc(属格)、la'yu'e(呼格)
なお、長母音で終わる単語或いは接尾辞に接続する場合は、母音融合のみ起きる。
ex.) tnī→tnīati、tnīc
接頭辞
母音で終わる接頭辞のうち、
①母音しか存在しない接頭辞
②長母音で終わる接頭辞
を除き、母音a, e, oで始まる単語或いは接頭辞にそれとは異なる母音が接続する場合、その接頭辞の最後の母音が脱落する。
同じ母音が接続する場合は融合して長母音となる。
また、母音i, uで終わる単語或いは接頭辞に接続する場合、その接頭辞が接続する単語或いは接頭辞と同じ場合は融合して長母音となり、異なる場合はi, uをy, wに変化させる。
なお、現代語では子音で終わる/始まる接辞に子音が重なった場合、しばしば後続する母音と同じ干渉母音が挿入される。