文法:接辞関係:呼格の形容詞接続用法
呼格は形容詞に接続すると、瞬間的な感情を表現できる。
ここでは、「大きい(dāп)」を用いて例とする。
①dāпu'e! なんて大きいんだ!
通常用法。基本的な意味である。
②Adet dāпu'e! なんてとても大きいんだ!
強調用法。①よりもさらに強い感情を抱いたときに使う。
③Dāпu'e ge! なんて微妙に大きいんだ!
微妙用法。この場合、小さくは無いが期待していた程大きくなかった、という意味。否定的なニュアンスがある。
④Ge dāпu'e! なんて小さいんだ!
否定用法。普通に「小さい」という形容詞を使うのとは違い、否定的なニュアンスがある。
⑤Adet ge dāпu'e! なんてクソ小さいんだ!
強調否定用法。 ④よりも更に怒りを感じるときに使う。侮蔑的なニュアンスが強いので使う際には注意が必要。
⑥Adet ge dāпu'e ge! なんてクソデカいんだ!
皮肉用法。字義的には肯定であるが、実際には⑤程ではないが侮蔑的なニュアンスが伴う。
これらは、通常の形容詞としても使える。
その場合、一つの形容詞であることを示すため、全てハイフンで繋ぐ。
ex.) adet-ge-dāп-ge isep クソデカい鳥