文法:品詞関係:形容詞☆
オ゛ェジュルニョェーッ語の形容詞は動詞と名詞の中間的性質を有しており、時に動詞のように、時に名詞のように振る舞う。その他、狭義の形容詞以外にも形容詞のように振る舞う形容詞類が存在する。
形容詞類は、以下の五種類に分類できる。
①形容詞(狭義)
②準形容詞
③数詞
④動形容詞
⑤意味的形容詞
①形容詞(狭義)
一般的に形容詞といえばこれを指す。
(ex. xadā:新しい、dāп:大きい etc.)
1:動詞化
(動詞用の接辞が付く事)
叙述用法として用いられる際に、代動詞tasを使うことなく直接形容詞に接辞が接続する。
2:格変化
(名詞用の格が付く事)
-u'e, -apra,-ahiなど一部の格が接続する。
3:限定用法
名詞を前置修飾する。
4:叙述用法
動詞的かそうでないかは問わない。
の四要件を満たすものを指す。
これらのうち、どれか一つでも満たさないものは形容詞形類、若しくは広義の形容詞と呼ばれる。
②準形容詞
意味格の付いた名詞が、元の意味が薄れ慣用的に形容詞として扱われるようになったもの。四要件のうち、1、2(動名詞、動形容詞句の中にあるときの-icを除く)を満たさない。語史的には限定用法は不適だが、実際は通常の形容詞と同様に用いられている。
(ex. gebrīпix:喉が渇いた、adetop:苦しむ etc.)
③数詞
物体の数量を指す。四要件のうち、1、4を満たさない。
(ex. aku:1, vok:8)
④動形容詞
動詞に-ūtがつき、修飾する形になったもの。四要件のうち、1を満たさない。
(ex. satavus-qaksūt:彼らが食べた)
⑤意味的形容詞
salōn eddere'などの、形態上は動詞だが意味上は形容詞の物を指す。四要件のうち、2を満たさず、3は動形容詞に変化させた場合のみ使用可能であるため満たさない。
(ex. salōn qakse': 空腹な、salōn xāne':汚い)