文法:品詞関係:助動詞
定助動詞
第一助動詞とも呼ばれ、不定詞を作る前置詞tasを動詞語幹として扱うことで助動詞の機能をする。
オ゛ェジュルニョェーッ語には使役用法など一部の態の用法が特定の動詞と結び付いて固定した意味を表すようになることが頻繁にあり、それにさらに態の用法を追加する為に定助動詞が使われる。
ex.) Ƣilivusar otas, salivoz ēмuzik.
私は彼を自殺させようとしていた。
英語におけるdo・didと同様であり、また強調や倒置などでもたまに使われる。この場合、動詞に前置させて、ハイフンを用いる。
ex.)'Evus tas-wor.
君は見ていた。
(英語における第一助動詞be・haveの機能は相・態で示せるのでこれらに相当する定助動詞は存在しない。)
法助動詞
一般的に法助動詞で示すとされる機能の多くは文法範疇の法で示すことができるので、この言語における法助動詞は少ない。また、意味の範囲が非常に広い。
なお、便宜上助動詞としているのみで、実際の用法は通常の動詞と変わらない。
能力 eli
物事や行動に関する能力を表す時に用いる。英語のcanに相当するが、制約があまり無いのが大きな差である。
ex.) Ƣiv eli, tas жex ƣaqē v.
私は誠実な人で有れる。
許可 eli
物事や行動に関する許可を求める時に用いる。英語のcan・mayに相当する。
提案 naqi
物事や行動を提案する時に用いる。英語のshouldに相当する。
予測 oz
物事や行動を予測する時に用いる。英語のwill・shallに相当する。
必要 rwo
その物事や行為が必要であることを表す時に用いる。英語のneed・shouldに相当する。なお、現代ではzrabīが頻繁に使われ、この用法が使用されることは無い。
必然性 rwo
その状態や結果の必然性を表す時に用いる。英語のmust・have toに相当する。
勇気・敢えて eli
勇気を出して物事を行う時、或いは敢えて何かしらの行為を行う時に用いる。英語のdareに相当するが、現代では廃れている。
参考資料