参加・登録するといい研究会やML
研究していると,意見交換の機会が欲しくなります.そのような場合は研究会に参加することになります.あまり経済物理系の研究会の情報が少ないと思います.なので,金澤が知っている情報をまとめておきます.
国内研究会
日本物理学会:秋+春の年2回.領域11(統計物理学・社会経済物理学・確率過程)
人工知能学 金融情報学研究会 (SIG-FIN):年2回,秋・冬(人工知能系だが経済物理系も発表の余地あり)
計算社会科学会:年1回,冬
ネットワーク科学研究会:年1回(若手向き).運営の人によれば,ネットワーク科学と無関係なテーマもウェルカム
社会物理学研究会:年1回,春
国際研究会
Econophysics Colloquium (EC):経済物理学の研究会.毎年1回
Conference on Complex Systems (CCS):複雑系の研究会.毎年1回.CCSのサテライト会議も要チェック.
Statphys: 統計物理学の研究会.3年毎
APS March meeting:アメリカ物理学会の大会.毎年3月
Germany Physics Conferences: ヨーロッパ(ドイツ)の物理学会大会(特にSpring meetingのΦ·SOE).ヨーロッパのAPS的な立ち位置であって,聴衆は結構多いと聞いた.
Sigma phi:ギリシャの統計物理国際会議.3年毎(金澤は未参加)
International Conference on Computational Social Science (IC2S2):計算社会科学系の国際会議.年1回.
メーリングリスト
統計物理学メーリングリスト
複雑系メーリングリスト
経済物理学メーリングリスト:NIIの水野先生が管理しています
アメリカ物理学会メーリングリスト:APSの会員になれば,メーリングリストに参加できます
探すときのキーワード
経済物理学をメインに扱う研究会はちょくちょく存在しますが,多くはありません(あまり大きい分野ではない).雑多なトピックを扱うより大きな会議の,1セッションとして扱われることが多いです.たとえば,
統計物理学
複雑系科学
経済物理学
社会物理学
ネットワーク科学
計算社会科学
といったキーワードを取り扱う研究会に含まれることが多いです.
研究会の一般的な探し方
世の中にはpredatory conference(お金を払えば招待してくれ,見かけ以上は『業績』になるが,実態としては全く名誉でない)があります.なので適当に見かけた研究会に参加/発表することは正解ではないです.デジタルタトゥー的に扱われる可能性があります.なので,
基本的に信頼できる人(指導教員や共同研究者など)に紹介してもらう
メーリングリストに参加して,信頼できる人が告知しているイベントだけ参加する
Twitterなどで信頼できる研究者をフォローして,告知イベントがあればチェックする
などが基本的な探し方ではないでしょうか.